【最近流行のラーメンシールと、ノスタルジー消費について】
新横浜ラーメン博物館で1月10日からスタートした「ラーメンラリーinラー博」。
このイベントは昨年まで行われていた全店のミニラーメンを食べてスタンプを全店分集めると、1店舗のシークレットメニューを食べる権利が得られるというイベントに代わるものと思われます。ただ今回はちょっと異なるのが、全店舗でなくても、8店舗分の指定されたシール付きのミニラーメンを食べれば、同一店舗8店舗でも良いというのが今までのスタンプラリーとは違う点です。あと通常のミニラーメンが570円に対して、シール付きだと650円に全店価格が設定されていて、単純に80円がシールの対価になります。
さて私もワクワクしながら8店舗の指定されたミニラーメンを頂いて、指定されたという意味は、龍上海はミニ醤油ラーメン、すみれはミニ味噌ラーメンになります、という意味で、龍上海で辛味噌のミニラーメンは指定されていません。
私も全店周りノーマルのシール8枚と、「支那そばや」のキラシールを1枚ゲットしました。
これを8回繰り返すと、8種類のキラシールを獲得することができますが、既にネットオークションでは、このキラシールセットがなんと、11万円の高値で出品されています。出品者が支払ったラーメンの金額は、8✖8=64杯、650円✖️64=41、600円。買う人がいるのか?それよりもこういうシールオークションマーケットが存在するのも驚き。
そもそも「ラーメンシール」って、なんだ?
そんな疑問を持って、調べてみました。
時代は今から40年前の1977年に遡ります。
この時代、お菓子のロッテのチョコレート菓子「ビックリマン」におまけで付いていた「どっきりシール」。
このシール欲しさに、ロッテのお菓子を買われた方も多いのでは。
1985年から1993年の10代目「悪魔VS天使シール」、11代目「スーパービックリマン」は一大ブームになりました。
またこのブームを当て込んで、近年、ラーメンシールとしてビックリマンシールが復活しました。
このラーメンシールのターゲットはもちろん小・中学生ではなくて、40代、50代の中高年の私たち。
中高年になると過ぎ去った時代を懐かしむ気持ちから何かを買ってしまうことがあります。例えば、レコード、ファミコン、など。
こういった消費形態を近年、「ノスタルジー消費」と呼ぶそうです。
今回の「ラーメンラリーinラー博」は大きな社会実験のようにも感じます。ノスタルジー消費の総本山、ラー博で、このラーメンシールが全国的なブームになるか、それは神のみぞ知ることかも。