本当なら、4時に実習が終わってその後4時半から10時まで大学に戻って2つ授業なんだけど、今週はうち1つがキャンセルになってだいぶラク。
小学校での実習もだんだん慣れてきた。
小学校に入って思うのは、生徒を「生徒」と思えなくて、「子ども」と思ってしまうこと。それは幼稚という意味ではない。「○○さん家の子ども」という意味。高校や中学校では、生徒が学校に来ている間は「生徒」として扱っていたし、彼らの背後にあんまり「家庭」の匂いがしなかった。でも、小学校では家庭の匂いがする。プンプンする。
まだまだ子どものことが気になって、ランチの時間に親が見に来たり、スクールバスを使わずに家庭で送り迎えをしたり、とにかく干渉の度合い(悪い意味ではなく)が大きい。高学年になるにつれ、だんだん構わなくなってくるんだけど。
そう考えると、中学校や高校の生徒も、一人一人が背後に「家庭」という居場所を抱えているはずなんだよね。学校や教室という限られた空間でしか生徒に会わないと、彼らの出所(?)みたいなものを忘れてしまいがちで、生徒理解に苦しむことがある。
小学校実習1週間目にして、子ども達が属している家族という存在を強く認識させられた。生徒である前に、どこかの家族の一員なんだよね―みたいな感じ。子ども達が持っている多面的なフレームから、問題行動なり、学力不振なり、検討していくことが大切だと思った。
当たり前のことを、ひとつひとつ確認していく毎日です。
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これから授業。Psychopathologyです。