Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

うちの子は 2/8(火)

2005-02-09 12:54:48 | リュウガクジダイ
高校や中学校でよく聞いた言葉を、ここ小学校の実習でも耳にする。「え?」最初は信じられなかった。

He is repeating.(彼は留年してるのよ)
She's gonna be retained.(彼女は留年だね)など。

あろうことか、幼稚園で留年?りゅ、留年?
(小学校に幼稚園が付属しているので実習では幼稚園にも行っている私)。

スペリングや数字の認識ができてないという学力的な理由で小学校に入る準備ができていないとみなされ、もう1年幼稚園をくり返している子がいる。アメリカではそれほどめずらしいことじゃないらしいですよ。

(4~5才の子どもの脳の発育を考えると、ものすごい勢いで細胞が発達している時期に、同じところに留まらせて、同じことをくり返させるのって良くないだろうなと個人的には思う。新しい刺激を渇望しているだろうに。)

でも同じことを1年余分にやっているのに、いまだにアルファベットが書けないし、読みも3つぐらいしか認識できない。小文字なんてお手上げ (>_<)/

今日そのお母さんが見えて、カウンセラー、サイコロジスト、校長先生、担任の先生を交えて話し合い。学校側の人間が全員その子の学力の低さを指摘している中、お母さんは1人「あの子はバカじゃない」「家ではちゃんとできるのに」と反論。母強し。両者の言い分はどうであれ、結局子どもの絶対的な味方って最後には親なんだ、と思った。

教育者としての立場から見れば、その子には絶対に何らかの介入が必要なんだろう。学力が他の子よりだいぶ遅れているのも本当だろう。でも、それを否定し「うちの子はバカじゃありません!」と主張する母親の姿が、なぜか、なぜか、美しく見えてしまった。。。

親ってそういうもんなんだろう。家族ってそうあってほしい。家族からも信じてもらえずに堕ちていく子達も少なくないものね。

P.S.
しかし幼稚園のクラスに入って先週と今週ずっと観察していたのだけど、その子は学力だけでなくソーシャルスキルや情緒面でも他の子とだいぶ違うぞ。ということで、金曜日に一緒にカウンセリングオフィスで遊ぶことになった →「グループカウンセリング」という名の遊びだけど。ヒヒ。

P.S.のP.S. 
今夜忙しいのに律儀にブログを更新している自分(汗)。図書館から。今日は中国の旧正月の日で、さっき家に本を取りに帰ったらルームメイトがなんだかご馳走を作っていた。一緒に食べようと言われたんだけど、「明日ね!」と言って出てきた。
―のに、ここでこうしてブログを更新かい。。。