Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

After Dark@Exploratorium

2010-01-13 00:00:35 | エクスプロラトリアム
先週エクスプロラトリアムにてAfter Darkというおとなのイベントがありました。エクスプロラトリアムは、こども向けのサイエンスミュージアム。だけど、たまには大人だけのもの、になったりするのです。それが、月に1度のアフターダーク


いつもこども達が走りまわっているフロアに、この日はCubatron設置。
このインスタレーションがまたかっこいいのだ!
LEDライトで構成された3次元の光の彫刻です。

普段は夕方5時で閉館するミュージアムが、この日は夜10時までオープン。お酒のバーがセッティングされ、ミュージアムでワインやビール、カクテルを片手にコミュニティやアーティストの方々と語らう楽しいひととき。常設のインタラクティブな装置に加え、数名のアーティスト達が思い思いにインスタレーションを展開する作品披露の場でもあります。


Cubatronの下で寝転がってインスタレーションを楽しめるようになっていた。色の変化、光り方が功名にプログラムされていて、見ていて少しも飽きない。

たのしかった!
私は日本から来ているアーティスト・イン・レジデンスの方のサポートに入るために行ったのだけれど、お手伝いするどころか、私の方がたくさん学ぶことがありました。セッティングからイベント開催まですべてのプロセスを見ることができたし、たくさんの新しい出会いもありました。ここで働いている人達がすごくおおらかで楽しそうなのが印象的。前の職場でつながりのあったサイエンスエデュケーターにも会いました。今もエクスプロラトリアムで働いているとのこと。

「○○さんはまだいるの?」
「いいえ、今は別の機関に移って、、、」
「あぁ、そうなの。所長は元気?」
「元気です!」
なんて、はるかサンフランシスコの地で、こんなローカルな話をしていることがとても不思議。過去からの時間と距離がいっきに縮まる不思議なめぐり合わせです。

ぶれてしまったけれど、いっしょに記念写真。
顔がふっくらしてきました(笑)。

満員御礼のAfter Darkイベント。私にはまだまだ知り合いも少なく、誰が誰やらまったく認識できないけれど、マイクが言うには、サンフランシスコのアーティスト、サイエンティスト、デザイナー、プログラマー、エンジニア、教育者などなどが集い、毎回すばらしいコミュニティが形成されているとのこと。この会場にいると、誰に話しかけてもとても気持ちのよいコミュニケーションがとれる。裏方スタッフも、楽しんでいます。かたくるしいプレゼンテーションもないし、展示された「モノ」の周りでみんな思い思いに語らいをくりひろげている。とっても心地よい空気が流れていたように思う。

本当にたのしい夜でした。
これからも「つながり」が、「つながって」いきますように。
もとい、自分でつなげていく勇気、ですな!
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りんごのガレット

2010-01-12 01:36:00 | 日常

週末、初めてりんごのガレットというものをつくりました。
「ガレット」って、タルトとパイのあいの子みたいなお菓子で生地はさくさくと軽~い口あたり。日本ではりんごでお菓子をつくるときは紅玉を使用していたものだけれど、こっちではグラニースミスという青りんごでつくります。シャキシャキしていて、紅玉のように酸が強くさわやかな甘酸っぱさ。

例によって、面倒くさがりの性格のためしっかりと計量もせず。でもレシピは "apple galette"で検索し何件か見てだいたい目安をつけます。実際、複数のレシピを比べると、生地に卵入れる/入れない、砂糖入れる/入れない、小麦粉の量、オーブンの焼き温度などページによっていろいろな違いがあり、結局は自分が思うとおりにつくってみることになるのです^^ (見比べると、どのレシピにおいても小麦粉、バター、塩、冷水がぜったいに必要だということもわかる)

でも英語版レシピだと苦労するのが単位の違い。オンス?、ポンド?、オーブンの温度を450度に設定?? 「高っ!」と思ってよく見ると温度が摂氏(℃)でなく華氏(℉)だったりする。量や数字がピンとこないのです。いつもは日本語レシピを検索するのだけど、ガレットに関してはなぜか日本語だと「そば粉ガレット」ばかりヒット。しかもクレープのようなやわらかい存在なのね、日本では(?)。ガレットってこっちではさくさくの生地のお菓子をさすことが多いけどなぁ。そんなわけで、あえて今回は"galette"と英語で検索、英語レシピでがんばりました。

できあがりには本当に満足!
日曜日の午後、あたたかい紅茶をいれての~んびり。自分でつくったお菓子でティータイムは至福のひととき。バークレーでの英語カンバセーションパートナー、ジュディスのところにもおすそわけしようっと。
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日本の食卓

2010-01-11 23:59:06 | 日常
という日記を書きたいと思ったんだけど、写真を撮るのすっかり忘れてしまったのだよね。

土曜日の夜は、オランダ人友達のニナとロエルがバークレーに戻って来たのでうちに夕食に招きました。「普通の日本の食卓でおもてなしするね」という約束。

ビールのおつまみに、枝豆、レンコンはさみ揚げ。

・大根とカイワレのサラダ
・さばの塩焼き
・肉じゃが
・豆腐とネギ、わかめのお味噌汁

というとっても普通な日本のメニュー。日本人はSushiやTempuraを毎日食べているわけじゃないよー、これが典型的な日本の夕食かな、と私。さばは近くのスーパーで冷凍ものでない新鮮なものが手に入ります。自分でおろすのが面倒なときは鮮魚コーナーのおじちゃんがおろしてくれます。

ニナ夫妻の反応は、、、
さばは魚の匂いが強すぎると感じるらしい(下処理で生臭みをとったつもりでも)。うちに入って来た時にキッチンにじゅうまんしていた魚の匂いに圧倒され最初は「食べられないかも」と思ったとか。でも食べてみると匂いは強いけれど味はシンプルでおいしい、とのこと。完食してくれました。

一番人気はレンコンはさみ揚げ。レンコンの穴をみて、器用にも私が空けたと思ったらしい(笑)。こんな野菜、見たことない、と大根にもレンコンにも興味津々なようでした(どっちもスーパーにふつうに売っているんだけどね)。バークレーのスーパーマーケットって本っ当に品揃えが豊富です。それだけ世界中から人々が移り住んでいるということなのだろうね。私も「あれはどうやって食べるんだろう?」と疑問な食材が山ほど。

肉じゃがはいつも安全パイです。どこの国の人にも大丈夫。もしお魚が食べられなかったらと、肉じゃがを大量につくり大皿に盛っておきました。

唯一、ロエルがわかめが苦手で食べられなかったなぁ。
でも総体的に、とっても満足してもらえたと思います。料理は気もち!よね。

ニナとは去年の4月にバークレーのESLで知り合って以来、ずっと友達。去年初めてバークレーに来たとき、いろいろなことがあって私がブログが書けなかったりした時期がありました。人生のそんな時にたまたま彼女が近くにいてくれためぐり合わせをとてもうれしく思います。国も文化もぜんぜん違うのに、すぐ親しくなりました。何歳になっても、友達ができるってしあわせなことだね。
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年明けは歯痛とともに

2010-01-10 01:41:00 | 日常
新年早々、3度も歯医者さんに通院。ようやく落ち着きました。
アメリカに来る前に日本の歯医者さんですべて治療したはずだったので(昨年の9月に)、こちらでこんなにも早く歯医者に通院することになるとは思ってもみませんでした。しかも、日本で治療したのと同じ歯。結局、あまりにも深い虫歯と診断され、アメリカで神経を抜くという大がかりな治療となりました。

経過を書くと、まずクリスマス前後から「なんか歯茎が痛いなぁー」「気のせい?」

ズキズキ・・・

大晦日の年越しパーティも頭痛薬持参でのぞむ。

元旦。「痛い」夜、あまり眠れず。

2日。「がまんできないほど痛い」でも今日は土曜日、歯医者は開いていない。夜も寝られず。薬を飲んでも2時間おきぐらいに痛みで目が覚める。

3日。「頭痛薬が効かないほど痛い」でも今日は日曜日。眠れない!早く月曜日になって!

4日。「やっと痛みから救われる」&「痛みの原因が判明する!」という気持ちで嬉々としてバークレーの歯医者へ。レントゲンで、歯の根っこに虫歯が判明。ドクターが「深すぎるからオークランドの専門医に診てもらって。いま紹介状書くから。」結局この日は何も処置せず、抗生剤と痛み止めをもらって帰宅。痛みの原因がわかったものの、痛み自体は続く。はぁ~。

5日。歯にそっと触れただけで激痛。意識もうろうとオークランドのEndodontics(→歯髄、歯の神経の専門医)へ。Root canal(歯の根の治療)をしてもらう。ここでの治療はすばらしかった。設備も、対応も、歯の治療にかけてアメリカは最先端。アメリカでの歯の治療は高いと言われるけれど、デンタル保険のおかげでこの専門医の治療費が$40で済む。

6日。神経の治療をしたため、麻酔が切れたあと多少痛みが残る。

7日。痛み止め服用しつつエクスプロラトリアムで1日イベントのお手伝い。

8日。再び歯医者へ。治療のつづき。専門医にてRoot canal(歯の根の治療)の後は、はじめの歯医者へ戻り、根っこの治療の上にかぶせるCrownをつくる。神経を抜いたため痛みは感じないはずが、治療で圧力がかかったのか歯茎がまだ少し痛む。でも経過は順調といってよい。

---

わかったことは、日本の歯科治療は国民健康保険のおかげで安いのだけど、保険範囲内で治そうとするために使える器具や技術にも制限がかかってしまうこと。歯の治療に関してはアメリカが先進国。今回のRoot canal(歯の根の治療)に関しては、アメリカでは当然のようにミクロスコープを使って治療しますが(寸分の狂いがないように)、日本ではそれをするところは少ないですし、治療のステップもアメリカと比べると省略することが多いのだそう。実際、日本で10年以上前に治療した別の歯の根っこがレントゲンに写っているのを見たドクターが「これ、この根っこの治療、奥まで届いていないからダメ。そのうち腐ってくるよ」とおそろしいことを言っていました。ついでに治そうと思っているしだいです。

そんなこんなでブログも書けませんでしたが、今は落ち着いています。この件で私の歯に関する英語ボキャブラリーが増えました(苦笑)。あんなひどい痛み、20年ぶりぐらいに経験しました。
コメント (2)
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謹賀新年

2010-01-01 16:27:06 | 日常
あけましておめでとうございます。

大晦日の夜は、夜中の3時頃まで友達の家で過ごしました。この日はセルビア人、ギリシャ人友達。UCバークレーの研究者やポスドクといった面々です。フィリップを通じて知り会った2007年の初対面時からはや2年。今となっては居心地のよい集まりで、みんなとてもあたたかい人達。

この日のホスト夫妻です。

カウントダウンはネットの時報に合わせて。新しい年に変わった瞬間、まわりがハグとキス(頬にね)の嵐。アメリカ人はハグが好きだよね。でもヨーロッパ系の人はハグ+頬にキス、それもしっかり音をたてて3回(右、左、右って)っていうのが多いです。回数は国によっても違うんだけど。ハグの習慣も、キスの習慣もない日本人な私には、軽やかな音をたてて触れるか触れないかぐらいのキスを右、左、右、ってすばやくするのはむずかしい(苦笑)。なので、私からは精一杯の友情のハグ。ま、これもアメリカに来てようやく慣れたものだけれど。

シャンパンがポンッと勢いよくはじけたら、2010年の幕開けでした。
(そしてこの後、とんでもない歯痛にみまわれる・・・)


(↑友達が写真を貼り合わせてつくってくれました)
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