ヴァイオリン日記

オーストラリア・メルボルンでヴァイオリン弾きをしてます。日常生活で感じたこと、経験した事、きままに更新しています。

One point

2007年03月06日 | 教えること
ヴァイオリンを教えていて思う事があります。
いくら手をとり足をとり教えても
本人の気力がなければ何にもなりません。

教師は生徒の背中をポンっとたたいて
本人に考えさせなければなりません。
レッスン中あまり言い過ぎると
結局何も習得してなかったりします。

私は<one lesson,one point>を心がけています。
ただ、直さないといけないところがたくさんある場合もあります。
だから、一番大切なポイントを注意し、
あえてその他の部分は見逃していることもあります。
いくら大人でもいっぺんにはできないですからね。
一つを確実に考えさせながら習得していく。

大雑把な演奏は大雑把な表現力につながります。
本人の思考が入った演奏は、
すばらしい説得力があるはずです。