ハイフェッツを知らないヴァイオリニストはいないと思いますが、
あのハイフェッツは音階の鬼でした。
ごもっとも。。。
練習時間が3時間しかないときは、そのうち2時間音階を弾く。 By ハイフェッツ
ということで、音階の重要性について。。
とにかく、階段を上り下り
速く、遅く。。。
いろいろ試しながら何時間も。。
地道な作業です。しかも1人で、たぶん狭い部屋にこもって
1日では何も手に入りません。 毎日続ける事によって手に入れられるもの。
それは、すべてです。。
精神力はジムに通うマッチョ人なみになります。
よって、本番でも、曲に集中できます。
スケールの鬼になると、 コンサート前にスケールを弾いてリラックスできるようになります。
ハイフェッツが危篤の時に生徒に弾くように懇願した曲。。それは、スケールです。
死ぬ直前でも!?
音階を練習している人としてない人の出てくる音、楽器のコントロール能力は歴然です。
音階練習不十分組は、そう、、、、
箸をあまり使わない外国人が箸を使ったときとか、
単語は知ってるけど、あまり使わない英語を話すときの能力とか、
普段、使わない化粧テクを使った後の気合の入った顔とか。。
そんな感じで曲が仕上がっていきます。
とにかく、能力というものは、すぐに育つものではなく、
訓練をして、アウトプットできるものです。
アウトプットするまで時間がかかるということです。
毎日続ける事、しかも正しく、丁寧に。。
近道はないと思って、地道に努力する事がそれが最大の近道だと思います。