ヴァイオリン日記

オーストラリア・メルボルンでヴァイオリン弾きをしてます。日常生活で感じたこと、経験した事、きままに更新しています。

ヴァイオリンランプ

2007年04月14日 | ひとりごと
先日、楽器店に行ったら、かわいいワインホルダーがありました。
洋服の形をしていて、それが楽器をもっているんです。
サックスとギターで、
ワインをいれるとワインが楽器をもっている感じになるんです。
でもあいにくヴァイオリンはなかったので
その輸入元の会社のサイトをチェック。
そして、とっても素敵なヴァイオリンランプを見つけてしまいました。
http://www.leonore.co.jp/interior.html

私は、あまり衝動買いはしないほうなのですが、
つい買ってしまいました。

その品物が昨日届きやっぱり買ってよかったと確信。
レッスン室に飾りたいと思います。
(でも変圧器が必要か。。。。)

偉大なストリートミュージシャン

2007年04月10日 | ひとりごと
アメリカのヴァイオリニスト、ジョシュア・ベルが
ワシントンDCの地下鉄のある駅でストリートミュージシャンとして
約40分演奏したという記事を読みました。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/04/04/AR2007040401721.html
(英語の記事ですが興味のある方はどうぞ)
私もプラハで彼のコンサートに行ったことがあります。
チケットはいい値段でしたが、ホールはほぼ満席でした。
彼のストラディヴァリウスと甘いマスク、そして彼の奏でる音楽に
誰もが酔いしれ、演奏終了後には大歓声がありました。

その彼が、地下鉄の駅で弾き、どれくらいの人を集めたでしょう。
40分間で彼が集めたお金は32ドルでした。
約1100人が彼の前を素通りし足を止めた人はわずか数人でした。

彼の演奏はあきらかに美しくその質も一流のものです。
そのレベルに気づきわずかでも足を止めて聞いた人は
数えるほどしかいませんでした。

何かを急いでいる時、考えている時には
私たちの美に対するアンテナは働きにくいのですね。
そして美に対する私たちの価値観は
本当に曖昧なものだと認識させられますね。

コンサートでは数百万を稼ぐその音色にも
地下鉄の構内では、32ドル。。。
なんという皮肉でしょう。

それにしても、私もその場に居合わせたかったです。
そしてこういう事に付き合ってくれたジョシュア・ベルも
素敵な人だなあと感心してしまいました。


器用な生き方

2007年04月09日 | ひとりごと
先日TVで今、話題のフィギアスケートの二人の選手がインタビューされていました。
<生まれ変わってもスケート選手になりたいか?>という質問で、
一人はYes,もう一人はNoと答えていました。

私は、その回答を見て、二人の違いにびっくりしました。
努力を努力と思わずやってのける人がいます。
それを本当の才能というのかもしれませんが、
辛いのに歯をくいしばって乗り越えるのもある意味能力の一つです。

よく知り合いに<ヴァイオリンをやめようと思った事があるか>と
聞かれる事があります。
周りの人は<好きだからやめようと思った事はない>
という回答を待っている気がいつもします。
でも、私の答えは違います。

私は凡人だからいままで相当の時間と努力をしてきた。
毎日練習してきたヴァイオリン=自分なのです。
好き、あるいは嫌いの感覚はまったくありません。
よって辛いから止めるというふうに思った事もありません。

私は凡人のままで充分だと思いますが、
器用な凡人をめざしています(笑)