ヴァイオリン日記

オーストラリア・メルボルンでヴァイオリン弾きをしてます。日常生活で感じたこと、経験した事、きままに更新しています。

イチゴパフェとワイン

2006年02月28日 | ひとりごと
どこのレストランに行っても、
オーストラリアの食事は、ひとまわりサイズが大きいです。
日本人なら、一つ頼んで、それを二人で食べられる位の大きさです。

以前、母と一緒に食べた、イチゴパフェです。

結構いい値段だったので、ちょっと迷いましたが、
結局、二人でひとつづつ頼み、この大きさにびっくりしました。

でも、イチゴファームのパフェだったので、
とってもおいしくて、ペロッと完食。

そして、近くのワイナリーに行って、たくさんの種類のワインを試飲。
これは、そのワイナリーのカウンターです。
ソムリエがグラスにほんの少しづつワインを注いでくれます。

私がチェコにいた頃は、ビール党だったのですが、
今は、もっぱら赤ワインを好んで飲んでいます。

今は日本の食事や、飲み物が恋しいです。







練習とポイント制

2006年02月27日 | 教えること
いつもヴァイオリンを弾く部屋に中が見える空き瓶を用意します。
練習できたらキャンディやマカロニや、
なんでもいいですが、入れていきます。
その瓶がいっぱいになったら、ご褒美をあげましょう。
そのご褒美も、物をあげるのではなく、
お母さんと~を一緒につくる。とか
お父さんと~に一緒に行く。とか
家族で~をする。といった行動を共にするご褒美は
家庭+音楽の結束を高めます。


いつも行ってるスーパーで買い物をするとポイントがついてきます。
ポイントがたまったら、なにか商品に交換できます。
毎日やる事の結果が目に見えたら、少し嬉しい。
大人が嬉しい事は、子供にもききめがあるかもしれません。

そんな小さな喜びが大きなステップアップにつながるのかもしれません。




色々なメソッド

2006年02月25日 | 教えること

海外で教える場合、その国と音楽教育システムを理解せずには、
教える事ができません。
私がメルボルンに来た当初は、
何がなんだかわからなかったのですが、
やっと最近、オーストラリアのヴァイオリン界の状況が把握できつつあります。
ここには、Australian Music Examinations Board(AMEB)というものがあります。
これは、音楽のグレードシステムです。
日本でもYAMAHAさんなどでは、グレードがあるようですが、
オーストラリアでは、どの楽器も年に何回か試験があり、
その試験を受け、アッパーグレードを目指すというやり方です。
スケール、曲も毎年更新され、日本の音楽学校の入試のような感じです。

9月にあるグレード6の試験を受けたいという生徒がいますので、
課題をみたところ、結構あるので、びっくりしました。
ListAからListDまでそれぞれ選曲し、プラス2曲とスケールです。

メルボルンでは鈴木メソッドを取り入れている学校も多くあります。
鈴木をやたら嫌う先生方もいらっしゃいますが、
私も半分スズキ育ちなので、日本人として私は誇りに思います。

多くの教授方法を学ぶのは、指導者としての責任ですね。



子供の自慢

2006年02月22日 | 教えること
ヴァイオリンは小さい頃から始める人が多いですね。
でも小さい子どもは、練習を続ければ、上手になるなんて考えていませんね。
楽しくなきゃ、レッスンに行くのも嫌がるだろうし、
難しすぎて、できない場合、ちょっと逃げ出したくなりますね。

子供が続けたい思うには、ご両親との二人三脚が必要だと思います。
特に先生と親。子供と親。

子供は親が喜べばとても嬉しいものです。
親が楽しめば、子供も楽しいはずです。

ヴァイオリンも同じのような気がします。
例えば、夕食の後に今、練習している曲を弾く。
親戚が集まるところで、おじいちゃま、おばあちゃまにヴァイオリンを聞かせる。
そんな家族でのサポートがあると子供のヴァイオリンに対する価値観が
大きいものになると思います。

ヴァイオリンをやっている事をどんどん自慢していってほしいと思います。

ヴァイオリンのイメージ

2006年02月17日 | 教えること
私のまわりには音楽家が多いですが、
音楽家ではない友達もたくさんいますし、
こちらに来てからは、音楽家でない人に自分を紹介する機会も増えました。

ヴァイオリンを弾いている。
ヴァイオリンを教えている。
というと大抵の人は、凄いね。と言います。
そういわれるとなぜか、恐縮してしまい
初対面の人にはあまりその事を伝えないようにする事もあります。

皆さんはヴァイオリンのイメージとはどのようなものですか?
ちょっと近寄りがたい高貴な楽器、お嬢様風、というイメージかもしれません。

でも実際、この年でヴァイオリンで食べていこうとしている
ヴァイオリニストの精神力と根性はお嬢様の域を超えていると私は思います。

私の音楽の同志たちに、お嬢様風のエレガントな人はいません。
確固たる音楽へのポリシーと、自分の音楽へのプライドの塊です。。

私の生徒のほとんどは駐在員や駐在員の家族です。
皆、ヴァイオリンを始めたいと思い、習い始めた人ばかりです。
一応趣味として。。。
それでも私はこの音楽魂を少しずつ気づかれないように
彼らに植え込んでいます。



野外コンサート

2006年02月14日 | ひとりごと
先日友人とメルボルンシンフォニーの野外コンサートに行ってきました。

そのコンサートは無料だったのですが、とても温かい雰囲気のコンサートで
楽しいひと時を過ごす事ができました。

日本で言う花火大会とかお花見とかのコンサートバージョンです。
みなお弁当や飲み物を敷物の上に広げ、
コンサートの前からわいわい、がやがや。。

その日はその企画の最後の日という事もあって、花火も上がる予定です。
2000人くらいの人が集まっていたので
私は音楽が聞こえるか心配でしたが、
コンサートが始まると皆おしゃべりをやめ、リラックスムードで
音楽に耳を傾けていました。

ただ、やはり音楽はマイクを通すんですね。
花火もあがり、メルボルンの夜景を楽しみながら
ワインを片手に飲む音楽もいつもと違って
刺激的で楽しかったです。

一緒に行った友人の子供です。
まだ9ヶ月の赤ちゃんですが、
とてもおとなしく音楽を楽しんでいました。

びっくりしたのは、コンサート前から
皆飲み食いしていたのに、コンサートが終わった会場には
ごみがまったく残されていません。
リラックス好きのオージーのマナーに関心した日でもありました。





タバコ

2006年02月09日 | ひとりごと
私はタバコを吸いませんが、日本人とドイツ人が
世界で一番タバコを吸うそうです。

ここオーストラリアでも、日本に比べたらタバコを吸う人が少ないようです。
一箱1000円近くするのですから、
そんなにしょっちゅう吸うわけにはいきませんが。。。

先日、地元の人が集まる会合に参加したところ、
彼らの持っているタバコのパッケージを見て
つい写真を撮ってしまいました。

日本のタバコの様に小さな字でかいてあるのではなく、
正面にどーんっと健康を害しますと書いてあります。

面白い事にメーカーによって書いてある内容が違います。
女性向けのタバコには、胎児に影響がでる。とか
男性向けのタバコには、まわりの人にも影響がでる。とか。。。

ある人は、四角いスライサーの様なものを取り出し、
かなりの量の煙草をひとつひとつ包み、その機械で形をつくり、
吸っていました。そのほうが安いのだそうです。

メルボルンのレストランでは、禁煙ですし、
なかなかタバコを吸う人にとっては、辛い環境のようです。



きらきら星

2006年02月02日 | 教えること
私の生徒の中で一番小さい子です。
4歳のちいくん。

ヴァイオリンを始めて4ヶ月。
最近は、きらきら星のさわりが弾けるようになりました。

子供にとっては、音が混じらないように弾くのでも精一杯です。
音が混じってしまった時は、もう一度ヴァイオリンを正面から見させ、
どこの線(弦)を弾くのか、手でなぞってもらいます。

勝負は最初の15分。
あの手この手を使います。

はやくコンサートで一緒に弾けるようになれるといいなあと思います。