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【読書感想文】涼宮ハルヒの憂鬱

2007年03月05日 02時18分22秒 | 読書感想文
まさか角川スニーカー文庫の本を自分が読むとは夢にも思わなかったが、あまりの人気についついミーハーな心がもたげて読んでしまった。

『涼宮ハルヒの憂鬱』
作者:谷川流




ストーリー:
県立北高校に進学したキョンは、クラスの自己紹介の中で、ひとり分けのわからないことを言った女子・涼宮ハルヒと知り合う。

「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」

涼宮ハルヒの言動に思いっきりひくクラスメイト。しかし周りの視線はどこ吹く風のハルヒは、キョンを無理やり巻き込んでこの世界の超常的な人物を探すこと目的としたクラブ作りを手伝わされる。
文芸部の部室を乗っ取って作られた「世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団」―通称SOS団は、文芸部からそのまま移籍させられた寡黙な読書少女・長門有希と、一学年上でロリ・巨乳属性を持つ美少女・朝比奈みくる、そして5月に転校してきた古泉一樹の3人を加えた5人で発足された。

←ハルヒ ←長門  ←みくる




が、現実に宇宙人や未来人、そして超能力者など現れるはずもなく、キョンやみくるはハルヒの無茶な行動に振り回される毎日だった。
しかしある日、有希に呼び出されたキョンは、有希から彼女の正体が銀河系の情報統合思念体によって作られた人造人間だと明かされる。まったく信じられないキョンは、今度はみくるから彼女が未来から来た人間だと明かされ、さらに古泉からも、彼が超能力者だと明かされる。しかも3人の目的は全員同じで、ハルヒの監視であった。
実は3年前からハルヒから異常な量の情報が溢れ出ており、彼女には世界を思い通りに作り変える力があるという。ハルヒが望んだ宇宙人、未来人、超能力者がSOS団に集結したのも彼女が望んだ結果であるというのだ。しかもハルヒに多大な影響を与えているのはキョンだという。だが肝心のハルヒはそのことに気づいてはおらず、とりあえずはハルヒが世界を作り変えないよう、監視をしているという。
そのため、まさに彼女自身が望んだ人物が周囲に集まっているのだが、3人ともハルヒに正体は明かさない。
3人のいうことをまったく信じられないキョンだが、ある日クラスの委員長・朝倉涼子に命を狙われたキョンは有希に助けられ、ようやく彼女たちが言ってることが本当だと理解する。そして別の未来からきた大人のみくるからは「いざというときは白雪姫を思い出して」と謎のメッセージを託される・・・。


感想:
ストーリーは中盤くらいまで。
本作はキョン(本名は明かされてない)の一人称で語られるのだが、いかにも中高生をターゲットにしたような文体(一言でいえば話言葉)は慣れればどうってことない。読みやすい。まぁ好みがわかれそうだが。
魅力はやはりハルヒの人物だろう。美少女なのに電波を飛ばしまくるハルヒは今までにはなかったタイプのヒロインであり、彼女に振り回されるキョンの愚痴が意外と面白い。それと毎回部室で無理やりバニーやメイド服に着替えさせられるみくるもかわいい(キョンはそれに萌えてる)。
まぁいろんな意味でヲタク好みの内容ではあるのだが、読みやすさやストーリーのテンポの良さがいい感じであっとい間に読み終わった。
また続編を読んだら感想をアップしよう。