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ゲーム攻略、読書感想文など。

【読書感想文】涼宮ハルヒの動揺

2007年03月11日 20時28分38秒 | 読書感想文
職場で一気に読んでしまったので連続投稿。

『涼宮ハルヒの動揺』
作者:谷川流



ストーリー:
【ライブアライブ】
学園祭をまったりと満喫していたキョンはみくるの焼きそば喫茶で満足した後、講堂の出し物を退屈しのぎに見に行った。軽音のライブが始まるとそこにバニー姿のハルヒがボーカルとして登場し、魔法使い姿の長門がギターをもって登場した・・・。

【朝比奈ミクルの冒険 Episode00】
SOS団の自主制作映画が上映される。シュールで演出も撮影もグダグダというか支離滅裂な内容に、それをまったく自覚していないハルヒは・・・。

【ヒトメボレLOVER】
クリスマスが過ぎたある日、キョンの家に中学の同級生だった中河から電話がかかってくる。別段親しくもなかった中河からの用件とは、半年前にひとめぼれした長門に告白の手紙を渡してくれというものだった。渋々承諾したキョンは、代筆した手紙を長門の前で読み上げる。すると以外にも長門は興味を持ち・・・。

【猫はどこに行った?】
SOS団冬合宿の1日目は謎の館に迷いつつもどうにか無事に終わった。そして大晦日、古泉プレゼンツの推理クイズ劇が始まる。今回は夏合宿の時と違い、最初から推理劇と断った上でのものだった。

【朝比奈みくるの憂鬱】
ある日みくるから買い物に付き合ってほしいと頼まれたキョン。もちろん断るわけはなく、日曜日に一緒に買い物に行く。だがみくるは途中から心ここにあらずな様子で時間ばかりを気にする。そして二人で外を散歩する最中にある事件が起きた・・・。


感想:
今回はなんかいまいちなものばかりだった。その中で「朝比奈ミクルの冒険」は先にアニメで見てしまったため面白さ半減させてしまったが、やっぱり面白い。アニメとの比較をしてもいい勝負だなと感じた。
もうひとつ、「ひとめぼれLOVER」も最後の長門のセリフが意外というか首をひねってしまったが、内容は面白かった。
一番拍子抜けだったのが推理劇で、なんと表現していいかわからないが、え?こんなもん?という感想しかでなかった。福笑いは良かったんだけど。
それと「ライブアライブ」はなんかハルヒがいつものハルヒらしくなく、なんか普通の話で終わってるし(推理劇もそんな感じ)、「朝比奈みくるの憂鬱」も物足りないというか、なんだかとってつけたような話に感じてしまった。
やっぱりこのシリーズには超常現象みたいなイベントがないと面白くないな。

【読書感想文】涼宮ハルヒの暴走

2007年03月11日 20時13分00秒 | 読書感想文
5巻もあっという間に読んでしまった。

『涼宮ハルヒの暴走』
作者:谷川流




ストーリー:
【エンドレスエイト】
夏休みも残り二週間になった頃、夏休みを満喫していたキョンたちSOS団はハルヒに呼び出される。ハルヒは夏休みを夏休みらしく過ごすためのイベントを数多く企画していた。
翌日からハードスケジュールで盆踊り、市民プール、昆虫採集、アルバイトと休むまもなくSOS団での活動が続く。だがキョンは自分たちのやっていることに強い既視感を抱いていた。実はハルヒが夏休みを終わってほしくないと願ったせいで8月最後の二週間だけを延々と繰り返していたのだった。8月31日から8月17日へ戻るたびに記憶をリセットされるSOS団の中で唯一記憶を保持していた長門によると、これまでに1万5千回以上も時間がリセットされていたという。果たして8月を終わらせるためには何が必要なのか・・・。


【射手座の日】
文化祭も過ぎたある日、となりのコンピ研が自作ゲームでの勝負を持ちかけてきた。勝ったら以前にハルヒに持っていかれたパソコンを返してもらうという。
SOS団が勝ったら人数分のノートパソコンをもらうという条件で受けることになったそのゲームとはリアルタイムの宇宙艦隊シミュレーションだった。SOS団、コンピ研それぞれ5人の代表が1個艦隊ずつ操作するゲームである。はじめからこの勝負に乗り気ではなかったキョンは、長門に一切のインチキを使わないよう話す。


【雪山症候群】
夏合宿に続く、SOS団の合宿第二段、冬合宿が年末に行われることになった。場所は本人も参加することを条件に提供された鶴屋の別荘だった。合宿一日目、みんなスキーを楽しんでいると、突然SOS団五人は猛吹雪の中におり、行けども行けども山から出れなくなっていた。長門ですら状況を解析できないという異常な事態であったが、ようやく見つけた館で一息つく5人。だがその館には誰もいなかった。そして長門は高熱を出して倒れてしまう。


感想:
最初のエンドレスエイトがものすごく面白かった。解決の手段はなんかいまいちというか拍子抜けではあったが。
続く射手座の日もそこそこ面白く、長門がパソコンにはまる様が良かったし、ゲームの内容が以前にこのブログで書いた銀英伝6にそっくりなのでわかりやすかった。
最後の雪山症候群もやはり面白く、いままでにシリーズに登場していなかった敵対勢力の存在を匂わせてくれる内容にまた期待がかかる。
振り返ってみると今回の中編3作はどれも面白かったなぁ。