【アルスラーン戦記人物評 １０】トゥース

明らかに好待遇

イスファーン、ザラーヴァントと一緒に登場したが、「冷静沈着」「鉄鎖術」のスキルがあったお陰で最初から活躍。トゥラーン戦での地味な活躍がナルサスに気に入られたのか2部では万騎長に出世という好待遇。
だがやはり驚くべきは嫁が3人もいるというところ。3姉妹のどれか１人を嫁に選ぶからといって全員選んだというのはやはりムッツリなのか！？

【アルスラーン戦記人物評 ９】クバード

正統派の豪傑

隻眼で酒豪で女好きで化け物なみの強さ、という登場人物中、もっとも正統な豪傑属性を持っているキャラ。剣の腕前はおそらくダリューンについでキシュワードと並ぶだろうからザッハークとの本格的な戦いでどこまで活躍できるか楽しみである。
といってもデマヴァント山やペシャワールでは魔軍と戦っておりこれで活躍終了・・・なんてことはないと信じたい。一騎打ちではダリューンほどの活躍が描かれてないのでとりあえずイルテリシュかヒルメスあたりと派手にやってほしい。

【アルスラーン戦記人物評 ８】キシュワード

唯一の常識人

初登場時からアルスラーンに忠実だったお陰で、ペシャワールにいた頃は大活躍。一時期アンドラゴラスの下にいても2部では大将軍に出世。そのかわり大規模な戦争が少ない2部では出番少な目で、12巻でやっと活躍のチャンスを自らつかんだと思ったら水浸しになっただけという非常に薄味なキャラになってしまった。
年齢的には若武者と呼んでもいいはずなのだがなぜか「美髯」があるという偽関羽的な味付けをされてるのはなぜ？

【アルスラーン戦記人物評 ７】ギーヴ

おいしいとこどり

戦っている時以外はあっちこっちの女とハメまくっている最強の色事師。アルスラーンが偽劉備だったらこいつは偽ポプランにしておこう。
しかもというかアルスラーンの側近のお約束で剣の腕前はヒルメスと互角、弓矢の腕前もおそらくファランギースと１，２を争う腕前という反則キャラ。
2部では巡検使になっているがどう考えても巡検されるのはこいつ自身だろう。この手のキャラのパターンとして、ファランギースに殉じて死にそうなのだが、こいつだけは最後まで生き残りそうだ。

【アルスラーン戦記人物評 ６】ファランギース

神経図太すぎ

見知らぬ男に声をかけられても「そこの絶世の美女！」といわれなければ反応しないという、インパクト特大の登場をする女。
弓矢も剣も一流の腕前を持ち、アルスラーンへゆるぎない忠誠心を持ち、ギーヴのような男はまったく相手にしないという完全無欠なキャラ・・・・・・と思いきや！2部では過去の男性経験が発覚。しかも交際相手は作中でもトップクラスのヘタレキャラなのだから、いろんな意味でこの女の謎は深まった。それにしても10巻において、女神官の神殿に出没する誘拐犯がギーヴだったら「苦しまずに殺してやろう」とさらっというところが素敵。