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【読書感想文】アルスラーン戦記2

2007年03月24日 03時04分51秒 | 読書感想文
今回は8、9巻の感想。

『アルスラーン戦記』
作者:田中芳樹

ストーリー:
アルスラーンは有能な家臣と、それらをまとめる器量によってルシタニア国を破り、ヒルメスの野望を挫き、最大の障害だったアンドラゴラス王も自滅し、パルス国王に登極した。
それから3年。西北のマルヤムでは教皇ボダンと、パルスから帰国したギスカールの2つの勢力によって国は二分して熾烈な陰謀が繰り広げられていた。
また、西南のミスル国では野心溢れる王が頬に傷をもつ謎のパルス人を迎えてパルスへの侵攻を画策。
東のチュルク国では独裁者カルハナ王がシンドゥラへの侵攻を企み、ヒルメスを客将として迎えていた。
そして東南のシンドゥラ国のラジェンドラ王は唯一のパルスの修好国でありながら常に油断のならない存在であった。

感想:
第2部では新登場したミスルとチュルクが暗躍しだし、また二人のヒルメスの存在も気にかかる。それとザンデの愛人として登場したパリザード。今までにいなかったタイプの女性キャラで、これがなかなか面白い。
それにしてもヒルメスが完全にヘタレキャラになったのは笑える。
それとボダンとギスカールの戦いも結構面白かった。だんだん歴史小説っぽくなってきたのもグッド。