祝島では、2015年のひじきのシーズン。
今年は2月初めの大潮にあわせて口開け(解禁)となりました。
まだまだ寒い時分です。
先日の朝も、ひじきの釜場の洗い桶にためておいた水が
厚さ2センチ近くも凍っていました。
上の写真は、今年の初摘みひじきを釜で炊いてから干しているところです。
海の向こうに上関原発の予定地が見える浜で、
祝島が原発を拒み守りつづけている「宝の海」のひじきを干しています。
天日と風のちからで干し上げていくので、お天気次第。
ある日、午前中は雨模様だったので晴れてきた昼からひじきを干し、
そのぶん生ヒジキを釜へ入れる時間がズレて、釜の火を落とすのが日暮れ後となりました。
いつもは2月の屋外でも大汗をかくほど熱い釜場ですが
さすがに日暮れには冷えてきて、火に暖をもとめる気分に。
それでも、晴れた空のもと差しこむ陽射しは日増しに春めいて・・・
季節が静かに着実にうつりかわるのを感じます。