サバ奈子

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江別市 野外彫刻 その10

2021-10-01 06:40:47 | 野外彫刻

江別市の旧町村農場に行ってきました。

敷地内に彫刻があります。

カーネーション ローヤル ヒット パレード
91点 昭和34年4月27日 生
本牛は昭和34年春、敬貴の選定により、米国カーネーション牧場より輸入し、
昭和49年死去する迄の10数年間、当場は勿論のこと日本の乳牛改良の為顕著な
功蹟を残した。

当場に於けるこれら娘牛は第3回第4回全日本共進会に於て、父系統群の名誉賞に
輝き又能力的には現在迄乳量11000k(60石)以上14頭、乳脂量455k(1000封度)
以上13頭を数え、今後更にふえようとしている。

特筆すべきは、娘牛フラシー ポーラ デイジー 5産連続検定の乳量62.173k。
又第3フラシー アールチェ メー マドキャップは、5産連続年間乳脂量476k
以上の日本新記録を樹立している。

  此処にその功を讃え彼の像を建立し、
  昭和50年8月 敬貴七回忌に之を除幕する。 
                 町村末吉
             製作者、 峯孝

もう一つ彫刻があります。

町村敬貴像 峯孝作
台座 日高石 八紘学院
      佐藤貢書

町村敬貴翁 夙に酪農を志し米國に学び 障害を斬道に捧ぐ 翁は酪農確立の信条
農地改良に心血を注ぎ 炭坑石炭の施用 暗渠排水の奨励に朝野を説き 政府助成
の端緒を開く 更に良草なくして良牛なきを強調して草地の造成改良を躬行垂範し
機械化経営の先駆となり 終生を乳牛を慈育改良して道産牛の名聲を世界に高む
凡て翁の不滅の功績と言うべし 翁に師事する若人跡を絶たず酪農の真髄脳裏に
刻まる 翁は晩年近代的共進会場の建設に執念し 完成を前に忽然逝去せらる
依て関係者相諮り 記念展示室を設けて偉業を讃え 銅像を建立して翁の遺徳を
顕彰す
昭和48年10月
町村敬貴記念事業之会
会長 佐藤貢 謹書

1996年(平成8年)月寒道立共進会場より移設

敬貴氏の弟、町村金五氏は警視総監・北海道知事・自治大臣などを歴任している。

甥の町村信孝氏は外務大臣や衆議院議長を歴任している。

敬貴氏本人も後年参議院議員を務め、昭和37年には日本酪農の確立、
ホルスタイン種の導入普及に尽力した功績で藍綬褒章を受けている。

旧町村農場は、札幌農学校1期生の町村金弥の長男町村敬貴が1928(昭和3)年に
居宅として建てた洋館と隣接して同時期に建てられた牛舎とサイロが残っています。

残念ながらコロナの為、臨時休館中。窓から中をのぞきます。

旧町村邸の方は貴重な資料などが展示されているようなので、機会があれば
行ってみたいと思います。

旧町村農場
江別市いずみ野25番地の1 

コメント
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