週刊 最乗寺だより

小田原のほうではなく、横浜市都筑区にある浄土真宗本願寺派のお寺です。

勝田山 最乗寺
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バレンタイン

2012-02-15 02:29:32 | ひとりごと

昨日はバレンタインデーでした。
そして今日は涅槃会(ねはんえ)です。

涅槃会とはお釈迦さまが入滅(亡くなること)された日のことで、寺院によっては法要を執り行ったりします。

ちなみに涅槃会の過去記事はコチラ→http://blog.goo.ne.jp/saijoji/d/20110215

さてさて、バレンタインに関しては、肯定的な考え方を持っていたり、否定的な考え方を持っていたり、どうでもいいやという考え方を持っていたりと、人によって様々だと思います。

お坊さんも同じで、統一的な見解は特にありません。
なんとなく否定的な立場をとる方のお話を多く聞いてきたようにも思いますが、それはキリスト教の聖人に関わるイベントであることが第一点に挙げられていました。

もっとも、日本のバレンタインはクリスマス同様、それらを一切無視する形で定着してきたので、お坊さんにとっては否定する場合の第一義にはなりますが、その意向が社会に反映されることはまずないでしょう。

そして次に言うことは、「お菓子メーカーの策略」であって、チョコを買うのは「踊らされている」。

大人になると、踊らされている自覚はあるんですよね。
でも、そうそう踊る機会はありませんし、踊っていることが楽しいっていうのも事実なのだと思います。

それに、日本の節句や祭りや法要は、単純に「ありがとう」とか「好き」という感情を表現するものはないような気がします。
秘められた意味とか、隠れた思いを察することが美徳であり、それが日本の文化の素晴らしいところと言われてしまえばそれまでですが、そういう中で感情がストレートに伝わるイベントは結構重要なように感じてきました。

ただ、これはあくまで私個人の見解なので、突き詰めれば「人それぞれ」でいいのだと思います。
バレンタインに苦い思い出がある方もいらっしゃるでしょうしね(笑)

更に個人的には、この時期になるとお菓子を作ってもいいんだというダイエッターにとっての免罪符をいただいています。

というわけで、今年はこちらを製作。

        チョコレートプリンケーキ。

チョコプリンとスポンジの二層になっているケーキです。

ええ、もちろん涅槃会を祝してですよ(笑)