今回の寺報の表紙を飾ったのはコチラの写真。
山門の獅子の彫刻です。
そして、ボツになった写真がコチラ。
山門を別のアングルから撮ったものです。
さて、左は獅子ですが、右の彫刻は何でしょう?
私は象だと思ったので、寺報の草稿案にも左端に「山門の彫刻 獅子と象」と書きました。
すると、住職が一言。
「獏という説もある」
・・・え、獏ですか?
獏(バク)とは、中国から日本へと伝わった伝説上の生き物です。
体は熊、鼻は象、目は犀、尻尾は牛、足は虎に似せて創られたとのこと。
一般的に人間の悪夢を食べるとされていますが、これは日本に伝わってからの解釈のようで、もともとは邪気を払うという伝説が中国にあったそうです。
それはともかく、最乗寺のは象鼻なのでしょうか、それとも獏なのでしょうか?
見ただけでは分からない・・・ちょっと調べてみることにします。
とりあえず、今回撮影した箇所はココです。
梅の木に隠れていますが、白い○で囲われた部分を撮りました。
今度お越しになられたときには、どうぞ上をご覧になってください。
如意宝珠を握った龍も、皆さまが通られるのを今か今かと心待ちにしていますよ(笑)