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お客様が血相かえて来店。
『ベランダ掃除していて、エアコンの室外機を移動したら、プシュイーって煙が出て逃げてきたのよ~』と。
すぐにどういう事が起きたか理解できました。
エアコンの配管内にある冷媒と呼ばれるガスが漏れてしまったのです。
このガスには圧力がかかっているので、漏れる時は勢い良く噴出します。
この冷媒は一般的に『フロンガス』と呼ばれる種類のガスで、放出すると環境によくありません。
噴出まで一気に出たのか?少し出て来たのか? 聞きましたが、お客さまは慌てて来たので確認できてないという事でした。
この時点で慌てようと、お客様の心理状況で大きな噴出だったと想定しました。
『恐らくすべてのガスが出てしまったようです』とお客様に伝え、このガスは漏れても引火する事は無く、人体にも影響無い事をお伝えして安心させました。
そして現場へ。
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この配管の曲がりとつぶれ方を見ると、今回一回だけの移動では無いようです。
掃除の時に毎回、動かしていたそうです。
そもそも、この配管の取り回しが良くないですね。
何回も動かし、配管の曲がり角が金属疲労で配管が潰れ穴が開いてしまったようです。
処置として、この部分を切断し、フレアユニオンという接続部品を使い配管を接続しました。
抜けたガスも数種類あるので、このエアコンに適したガスを用意し、規定の容量を入れました。
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作業工賃で言えば、新しく取り付ける工賃と同じくらいになります。
配管を接続する部品や充填するガスも必要です。
ベランダの掃除をしたい気持ちはわかりますが、あまり室外機は動かさない方が良いですよ。
電気屋さんからのお願いです。
栄電気のHPが新しくなりました。
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