ガスコンロからIHコンロに変える動機は大きく分けて2つ。
オール電化住宅で給湯器を電気式にし、ガスコンロも廃止する住宅。
太陽光と蓄電池を組み合わせ災害時に停電しても電気を使いたいという方。
もう一つは、火を使う事が怖い方。着衣着火と言って袖口に火が付くことです。最近の衣類の素材でフリース素材は特にそれが多いので一度着火の経験がありガスコンロに恐怖心がある方がいます。また、コンログリルの消し忘れという方も多く、自動で消えるIHコンロはその点は安心です。(最近のガスコンロでもグリル部はタイマーになってます)
今回は後者の火を使う事が怖くなった方からの依頼でガスコンロからIHコンロへの切り替えを行いました。
最近の住宅ではあらかじめコンロをガスかIHに選択できるようにガスも電源も引いてある住宅もあるのですが、今回は電気は配線されていない為。配線工事から始めました。 分電盤からキッチンのコンロまで配線です。
分電盤からまずはお風呂の天井裏の点検口を開けてユニットバスの隙間から電線を床下に配線します。
外壁とユニットバスの隙間があるのでうまく床下まで配線出来ました。
キッチンの床下収納を開けてそこから床下へ潜り込みます。
きれいで良かった。時には。。。お見せ出来ないものも見つかります。
コンロ下の食器収納棚を外して、電線を通します。ここにコンセントを増設します。
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いよいよガスコンロを撤去します。 ガスコンロを外しガス栓をするにはガスの資格が必要です。私は資格を持っていますので施工できます。
(ガス会社に依頼すると1万円くらいかかります)
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コンロを外したら開口部の縁が汚れているので掃除をします。
IHコンロの設置をしてお客様へ説明です。 ココが一番大切だと思います。
ガスコンロと違い使えるナベ、ヤカン、フライパンがあります。それをお客様と一緒に確認します。どういうものが使えるのか?しっかり説明しないと無駄な出費をしてしまうかもしれません。 操作もガスコンロと勝手が違います。
『わからなくなったら栄電気さんに聞きますね』
そうなのです。お客様は説明書を読むより栄電気に聞く方が早いし分かりやすいのです。
栄電気が説明書となります。
これで安心して調理ができると喜んで頂きました。
ご依頼ありがとうございました。