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久しぶりにミスをしました。私のチョンボです。
昨年取り付けたエアコンが冷えないと連絡があり確認すると明らかにガス漏れの症状。
原因を調べると、室外機の取付時のナットの締めが甘かったようです。
このようなガス漏れが起きた時は、すべての接続部を加工し直して接続するようにしています。その時外す再に若干室外機のナットの締めが緩く感じました。
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ナットも変色していました。
今回、ナットも新しくしました。
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室内側と室外側、それぞれの接続をやり直しました。
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ガスを入れて完了しました。
ナゼ?ナットをしっかり締めなかったのか?
反省する点があります。
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使っている工具の不備もありますが、もし工具が悪かったら、他の取付もガス漏れが発生してしまいます。
私はいつもこの工具を使うとき、心の中でカチカチとつぶやくようにしています。トルクレンチという工具で規定の締め付けトルクを保持する工具で実際に使うときもカチカチと音がするのです。
カチカチ、もしかしたらその点呼作業が慣れっこになってしまったのかも。
もしくは当時蚊の襲撃の為に集中できていなかったのかもしれません。
これからは指差しして確認するようにします。
今のところ、それくらいしか防止策が思いつきません。
人間がやることはミスが付き物。それをどうリカバリーするかで技術屋の真意が試されます。中には自分のミスを認めないで他の要因をなんとか探す人もいる事でしょう。それだと同じミスをやりかねない。
大事なのはまずは復旧を最優先させる事、困っているお客様が居るのだから。そのあとに原因追及や改善策を考えるようにしています。
こういう事があるとその日一日憂鬱ですけどね。
この度は大変ご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。