Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

清亀園再訪

2021-06-13 20:09:24 | 散歩
明治期に本間家と並び称せられた大地主、伊藤四郎右衛門家の別荘 である「清亀園」(明治24年建造)へ二年ぶりで行ってきました。
(以前はコチラでさらっとしか紹介していませんでした)
今回は管理人のおじさんに「ぜひ建物の中もどうぞ」と勧められ、初めて別荘の中を拝見させていただきました。(いつも公開しているとか)
入口に鎮座するワイルドな狛犬というか獅子(?)


まずはこちらの廊下をご覧ください
かなり長い廊下ですが、板に継ぎ目がありません。そうなんです、一本の木から切り出されているんですね。
管理人さん曰く、これだけの長さのものはなかなかない、ということでした
こちらの長い梁も当然のように一木造りですね
座敷の中で目立つのが、こちらの違い棚の豪華な絵でありまして、管理人さん曰く「狩野派の絵師だとか聞きました」だそうです。

天袋の端の方に○○○筆とありましたが、読めませんでした
地袋の鶏の絵はなかなかの出来栄えかと
画像では判りませんが、昔のガラスなので外が歪んで見えます
この見え方がいいということで、管理人さんと意気投合してしまいました。

この窓から見える景色も風流なものでしょうか
この窓がある場所は天井も凝った造りになっていました
50数名の門下を擁していた名庭師山田挿遊の手による庭園に出てみると、いろいろと発見があります
管理人さんによると、なんという何処の石かは知らないが、赤い石でしかも波の文様が彫られている、という縁側の石

こちらは管理人さん曰く、「滅多にない大きなサイズの石灯篭」
確かに近くで見ると相当な大きさであることが判ります
続いてはキノコのようなとてもユニークな形をした石灯篭
地震が来たら怖い感じもしますが、落ちたことはなさそうですね
これもシュールな形をした石灯篭ですね
続いてはこれまた大きなサイズの石灯篭です
多宝塔(?)
吉祥文である蝙蝠形に抜かれた灯篭(?)

清亀園は市の施設として管理されており、無料で見ることができます
管理人のオジサン曰く、散歩がてらにもっと来てくれればいいのに、ということでした。