今日の酒田は最高気温が29度ということで、10月とは思えない陽気でした。
とは言え、長期予報では冬が早いということのようですので、行楽シーズンもせいぜいあと一か月というところでしょうか。
さて、今回は伊万里ではメジャーな文様である「雪輪文」の品を取り上げます。
「染付雪輪文七寸皿」
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見込みに余白をたっぷりと取り、二羽の鳥と網干文、そして東屋を描いていますが、このお皿の主役は見込み周囲の雪輪文です
雪輪文は三種類ほどあり、中が白抜きのもの、秋草の描かれたもの、そして中を薄濃みで丸く塗ったものが散らされています
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かなり数多くの雪輪文が描かれており、さらにその周囲を薄濃みで塗っているところがこのお皿を印象的な品にしていると思われます
これで見込み部分の文様のクオリティが高ければ「藍柿」といった感じでしょうが、やはり中期の手のいい染付皿といったところでしょうか。
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落款は一般的な「大明成化年製」で、裏面の唐草繋ぎはかなり丁寧ですので、元禄~享保期といった時代の品でしょうか。
個人的には結構好きなお皿なんですが、なぜか飾ったことがありません。