台風は日本海へ抜けたようですが、どうやら陸地から離れたところを通るようで
酒田では相変わらずの暑さが続きそうな気配です
とはいえ、大雨で被害の出ている県もありますので、少々の暑さは我慢しないといけないのは確かです。
さて、昨日のブログで太平洋戦争へ向かう時代、そして戦時下における1銭硬貨の変遷を話題にしましたが
同じ時代の十銭硬貨がウチにありましたので、とりあえず紹介しておこうと思います
ちなみにこれらの貨幣はずっと前からウチにあったもので、戦後の通貨の変更時にそのまま残されたものと思われます。
発行された年度は左から昭和10年、昭和13年、昭和17年、昭和19年、昭和20年です
材質は左からニッケル(ニッケル1000)、青銅(銅950、アルミ50)、アルミ、錫、アルミとなっています。
コインとしての呼称は左から、「10銭ニッケル貨」、「10銭アルミ青銅貨」、「菊10銭アルミ貨」、「10銭錫貨」、「稲10銭アルミ貨」です
直径は「10銭錫貨」だけが19mmとひとまわり小さく、残りの4種類は22mmになっています。
大きさは同じとは言え、材質の変化は如実に当時の日本における状況がそのまま反映されているように思います。
貨幣のデザインや材質が変わらないということは「平和」であることと関係があるのかも知れませんね。
そういった意味では戦時下という時代を象徴するものとして捉えてもいいんでしょうか。
これらの戦前のコインですが、使えなくなったのが原因でしょうが
仏壇の引き出しに仕舞ってあった記憶があります。
小学校の頃、同級生の家で大きな甕にいっぱい入った
「寛永通宝」を見せられた時はびっくりしたものでした。
特に昭和16年に太平洋戦争が始まってからは
金属の不足がより顕著になったということでしょうか。
戦時下とは言え、当時の一般国民がどんな風に感じていたのか興味のあるところです。
こうやって目まぐるしく貨幣が変わるのは、あまり良い時代ではないのですね。
それにしても、酒田の人さんの家には、戦前のコインがよく残っていますね。
そう頻繁に変更されては、覚えきれないですね(~_~;)
偽硬貨なのかどうか、分からなくなりますね(~_~;)