Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

回想の古伊万里 44(鍋島青磁五寸皿)

2020-02-13 21:35:42 | 古伊万里
いつも多岐にわたる素晴らしいコレクションを見せて頂いている遅生さんのブログで
中期の素晴らしい鍋島青磁五寸皿がUPされましたので、ウチも便乗して時代不明の鍋島青磁を引っ張り出してきました。
「鍋島青磁五寸皿」


直径15.5cm、高台径8cm、高さ4cm、五寸サイズですが極めて手取りの重いお皿です。
高い高台と完成度の高い成型はいかにも鍋島を感じさせます

裏面はこんな感じです


この品は今から十数年前に都内の有名店で購入した品で、購入したときは、「人気薄の青磁だけど、ついに鍋島をゲット!」とか思っていたんですが
購入してからふと考えると、鍋島の中でも青磁は一番時代判定が難しい、値段も自分の買えるくらいの値段だから高くはない
購入したのは有名店で、店主は中期~中期末と言っていたけど、本当のところはどうなのか・・・、そんな思いを抱くようになりました。
早い話が「自分には鍋島はワカラン」というのが結論ではありました。


とはいえ、↑の画像でわかるように、同時代の伊万里とは明らかに違う深い発色と釉薬感
この魅力は今出来の青磁や江戸期の伊万里青磁にはないもので、この一点だけでこの品を「鍋島青磁」と思い続けているのは確かです。

それにしても、瑠璃釉とか青磁は画像が撮りにくい・・・


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4 コメント

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青磁合戦 (遅生)
2020-02-13 22:21:52
いやー、ブログ活性化です。
今度は青磁合戦の様相ですね(^.^)

購入からその後の経緯、私の場合も全く同じです。
本当に青磁は難しい。Dr○さんのジャッジをあおぐしかありませんね(^.^)

この皿、私のより、ずっと発色が良いです。
ポジティブ思考でロマンをもつのに十分です(^_^)
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酒田の人さんへ (Dr.K)
2020-02-14 09:17:12
確かに、鍋島青磁の時代判定は難しいですね(-_-;)

色鍋島の場合は、華やかな色絵は、享保の改革で禁止になりましたから、享保より前か後かが分かりますが、青磁はその対象ではなく、後期でも焼続けられましたからね。
享保以後は、色絵は、少量の色絵で、しかも、赤一色とか、緑一色とかで、多色はないですからね。

でも、都内の有名店の店主が中期~中期末と言っていたんですから、それを信じるほかはないですよね。
ロマンを抱いて、ポジティブ思考で行きましょう(^-^;

ホント、青磁の写真は撮りずらいですよね(><)
実物は、もっと明るく深い味わいだと思ってます。
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遅生さんへ (酒田の人)
2020-02-14 20:32:55
鍋島青磁はワカランな~と思っていましたが、同じ思いを抱いていたとは!
骨董はロマンですんで、やはりある種の「思い込み」が必要なのは確かで
それをどこに見出すか、それに尽きるのかも知れません。
ウチの鍋島君は伊万里にはない濃い発色はしていますが、発色が均一でないことから江戸期の品だと勝手に思っている次第です。
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Dr.kさんへ (酒田の人)
2020-02-14 20:40:54
青磁の見立ては難しいようですね~、まして小木先生などと違いワタシの経験ではとても時代判定は不能です
青磁は発色が安定しない特に難しい焼物ということもあって、品物によって発色が違うことも難しさに拍車をかけているんでしょうね
購入したのが有名店(資六画さんです)なのが多少の支えにはなっています。
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