Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

回想の古伊万里 154(陽刻葉文変形皿)

2021-09-23 23:34:56 | 古伊万里
 ウチの伊万里もお終いかと思ったら、まだありました
とは言え、今回の品は伊万里かどうかすら判然としない品で、ある意味では「番外編」とでも言いたいような品です。
「陽刻葉文変形皿」
江戸期の伊万里でないのは誰でも判る、横18cmX縦12cmほどの洋風の形をした変形皿で
左右に葉の形の陽刻があり、その上を淡い染付で塗っています。
左側の陽刻はこんな感じです

右側はこんな感じ
この品の素性ははっきりしませんが、この形から判断すると、明治後期~昭和期の輸出手ではないのか?、という想像はできます
さて、この品はどこの焼物でしょうか?
あくまでも素人判断でしかないのですが、土の手触り、白磁の釉薬感、陽刻の感じから判断して、「平戸(三川内)」の可能性が強いのではと考えています
値段が安かったので購入したという記憶がありますが、今思うと、「なんでこれを買ったかな?」という思いはあります。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
酒田の人さんへ (遅生)
2021-09-24 05:48:56
明治頃の輸出用食器に見えます。
陽刻は細かいですね。
でも、よく見ると、葉脈など白釉で描いてあるような気がします。筆の起点らしきものが見られます。右の方には、花でしょうか、丸い点々も。
そこまでこだわった理由は何でしょうね。単なる輸出品?
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酒田の人さんへ (Dr.K)
2021-09-24 08:43:42
これ、何処で作られたのかな~と思いました。
酒田の人さんの解説と遅生さんのコメントを読んで、私も、平戸(三川内)で作られた明治頃の輸出用食器だろうと思うようになりました。
このような手の物を、たまに見かけますね。
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遅生さんへ (酒田の人)
2021-09-24 19:45:40
見るからの洋風ですんで、輸出手であろうことは判るんですが
時代となると微妙で、正直なところ明治も大正を昭和もワカランというのが現実です
葉脈の部分、確かに陽刻にしてはかなりくっきりしてますんで、白釉が使われているのかも知れません。
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Dr.kさんへ (酒田の人)
2021-09-24 19:48:39
この品、裏文様がなかったら、正直なところ作られた国も判らなかったかも知れません
裏文様でかろうじて国内で焼かれたもので
しかも伊万里系であろうか、という想像ができなたように思います。
骨董としての価値は?ですが、数が揃えられたら生活骨董としていけるかも知れません。
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