古伊万里には時々、焼成されたと思われる年代の様式とは違った特徴を持つ品があります
今回の品は明らかに江戸後期(業者さん曰く文化~文政期)の品でですが、あまり見かけないタイプの品です
正直なところ、表だけ見ると200年近く前の古伊万里には見えず、今出来のプリントの品のような印象です
しかも染付の発色がなまじ綺麗なことも、「これが古伊万里~?」という疑念が浮かぶ原因となっています。
見たところ、型紙摺りと手描きを組み合せた絵付けのようで、元禄~享保あたりの品に見られる技法が使われているようです
十文字に描かれた紗綾形文様の部分は、染付のムラから見て間違いなく型紙摺りで、それ以外の文様は手描きのように思えますが
同時代の品としては薄手に成形されており、上手の品として作られた可能性もあるでしょうか。
落款は江戸後期を代表する「乾」、落款だけを見て判断することは出来ませんが
土の感じや成形、そして絵付けといった点を総合的に見ると、素人判断ではあるものの
「江戸後期の変った古伊万里」と思っています。
皆様はどう思われますか?。
今回の品は明らかに江戸後期(業者さん曰く文化~文政期)の品でですが、あまり見かけないタイプの品です
正直なところ、表だけ見ると200年近く前の古伊万里には見えず、今出来のプリントの品のような印象です
しかも染付の発色がなまじ綺麗なことも、「これが古伊万里~?」という疑念が浮かぶ原因となっています。
見たところ、型紙摺りと手描きを組み合せた絵付けのようで、元禄~享保あたりの品に見られる技法が使われているようです
十文字に描かれた紗綾形文様の部分は、染付のムラから見て間違いなく型紙摺りで、それ以外の文様は手描きのように思えますが
同時代の品としては薄手に成形されており、上手の品として作られた可能性もあるでしょうか。
落款は江戸後期を代表する「乾」、落款だけを見て判断することは出来ませんが
土の感じや成形、そして絵付けといった点を総合的に見ると、素人判断ではあるものの
「江戸後期の変った古伊万里」と思っています。
皆様はどう思われますか?。
これだけのデザインをどうやって生地に書き込んでいくのか、知りたいです。いきなりある部分から描いていくのか、それとも、まず、全体の大雑把な枠を書いてから、細部を埋めていくんでしょうか。いずれにしても、プリントのような模様を描き上げるのは気の遠くなるような作業ですね。
これだけのデザインをどうやって生地に書き込んでいくのか、知りたいです。いきなりある部分から描いていくのか、それとも、まず、全体の大雑把な枠を書いてから、細部を埋めていくんでしょうか。いずれにしても、プリントのような模様を描き上げるのは気の遠くなるような作業ですね。
銘をみると江戸後期ということになりそうですね。
面白い文様ですね。
この品の絵付けですが、恐らくは文様を描いた型紙があったのではと思います
面白いのは、この器形にもかかわらず。縁の部分を白く残さず、全面に絵付けしている点で
それがこの品の独特な印象を作りだしているように感じます。
やはりこのデザインが細密な印象を作り出しているように感じます。
「乾銘」ですから、間違いなく19世紀の伊万里だとは思いますが、面白い品だと思っています。
しかし、まず見かけない文様ですね。
また、型紙摺りと手描きを組み合せた絵付というのも珍しいですね。
いわゆる「江戸小紋」との組み合せが多いようです。
ふと思ったんですが、このデザインの原点はもしかすると「花クルス」と関係があるような気がします。