<自由吟 富岳抄>
「惜別」
永遠に来ぬ日を記すカレンダー
転居地は空約束を抱いたまま
ひとの世のともしびひとつ星になる
風がゆくいつかわたしもおなじ風
<新年句会>
「春」(鈴木 順子 選)
春いろに染めあげてゆく予定表
「どうする」(加藤 鰹 選)
句読点うてない恋がまだ続く
自由吟の富岳抄では、加藤 鰹さんをしのぶ句が多く寄せられていました。
みなおなじ思いなのでしょう。
鰹さんとは、であうべき2月14日も予定されていましたのに、
心待ちにしていたその日の前に、お別れがきてしまいました。
この世ではもう、永遠にあえないお別れが。
けれど、鰹さんがつなげて下さったご縁を
これからもたいせつにしていきたいと思います。
身近におられたたかねのみなさんの喪失感は
どんなに大きいことかと思いますが、
鰹さんがたいせつにしておられたたかねが、
これからもすこやかに育っていきますように。
こころから応援しています。
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