さくら・ことのは~川柳の部屋

言の葉はこだまことだまものおもひ…五七五の部屋へようこそ。

たかこの世界13・まじめに川柳

2023-09-22 | 誌上大会

切手アート絵の美しい表紙や
たかこさんの小説、みなさんのエッセイ、
そして川柳と盛りだくさん、
毎回楽しみな「たかこの世界」を
今回も届けていただきました。
ありがとうございます^^

<たかこの世界13・第11回まじめに川柳>

「自由吟」 (藤田武人、毛利由美共選)

 選外でした;


「迷う」 (北原おさ虫、浜野みさえ共選)

 迷うのも楽しい晴れの日の着物
     (北原おさ虫選、浜野みさえ選)

 平和への道は迷路のままである
     (北原おさ虫選)


私が、いいなあ!と思ったのは

「自由吟」

 晩酌で今日の鎧を脱ぎ始め 宮本信吉

 エンディングノート修正液が減り過ぎる 風間なごみ

 虹色に入れてもらえぬ黒と白 戴けいこ

 照準は隣だったかブーケトス 古田祐子

 落武者のように沈んでゆく夕日 柴田比呂志


 平凡を母は死守していたのです 栃尾奏子

 満腹になったら手も足も出ない 北山まみどり

 ショパンからベートーベンになった雨 北原おさ虫

 マスク取るまでは松潤だったのに 玉木りょうこ

 武器にするまでの涙は澄んでいた 福村まこと

 キッチンは戦場応接間は舞台 石原 昭

 
「迷う」

 マドンナに迷いの種をわたされる 中前棋人

 審判が見せてはならぬ迷う顔 中川知子

 色を足すたびに迷っている絵筆 平井美智子

 プロポーズ海辺か星の降る夜か 竹内ゆみこ

 結婚を迷って離婚にも迷う 水野リン子


です。




   
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コメント (2)
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