庭の野鳥の餌場に雀が飛んできています。
見ていると、親鳥から餌をもらっている小雀がいました。
嘴にまだ黄色い色が残っていて可愛いです。
親鳥が来るのを待っているようです。
ふっと昔を思い出しました。
私が中学1年生の時、雀を飼っていました。
記憶が定かはないのですが、ご近所からもらったような、、、?
雛から育てて、餌はすり餌で、名前は「チュン太」
その内、飛べるようになり、普段は父が竹で作った鳥籠に入れて、
時々、家の中に放してあげ、私が食べているとチュン太は肩に乗って
食べ物を催促して、口移しで食べました。
チュン太の大好物はぶどう虫で、父が釣りに用意してある
ぶどう虫の所に行くと、
凄い勢いで飛んできて、ぶどう虫をもらいます。
嫌いなのは赤色、黄色で、赤、私がその色の服を着ると、
傍に寄らず、逃げ回っていました。
頭をなぜると、大人しくしていますが、
頭を指でトントンと軽く叩くと、
頭を下げて、羽を少し広げ「ジィ~」と怒っているように鳴きます。
利口な雀で、鳥籠の入口の所に嘴を入れて
そこから開けて嘴から頭、身体と上手に出てきてしまい、
入口の籠の上に辞書を乗せると、
籠の中から嘴で辞書を退かそうとしますが、それは
出来ませんでした。
ある日、ふっとしたことから、チュン太が外へ飛んで行って
しまいました。
暫くすると人づてに、慣れた雀が〇〇さんの家に入ってきたと、
私は急いで〇〇さんのお宅にチュン太を迎えに行って、
無地に家に帰ってきました。
チュン太は具合が悪いと巣の中でふくら雀のように羽をふくらませて
じっとしていました。
それから暫くして、チュン太は死んでしまいました。
私と過ごした日々は2年弱でした。