いまから20年前の事です。
2匹の親鳥が狂ったよう、鳴きながら飛んでいました。
何だろうと見ると、下に雛鳥がいました。
電柱の巣から落ちたようです。
そのままにして置いたら、猫にやられてしまうので、
物置から文鳥を飼っていた鳥籠を出して、
入口を天にして、雛鳥を入れておきました。
親鳥が勇敢にも入口から入り、雛鳥に餌を与えていました。
夜は家の中に籠を入れて、朝、籠を外の出すと、
親鳥がチュンチュン鳴いて早く出せといわんばかりに、
窓近く飛んでいました。
3日位経ったら、雛が親鳥と一緒に籠から飛んで行きました。
親雀の雛に対する深い愛情を感じました。