サラリーマンのよもやま話

50代独身サラリーマンが思いのすべてをぶちまける!…ってほどの大袈裟なものではなく、ただの日記です。

ひげが秩序を崩壊させる

2019年01月19日 08時10分09秒 | 時事ネタ
ひげで不当な人事評価は「違法」 市に賠償命令
大阪市長「なんだこの判決」 ひげ禁止巡る訴訟で控訴へ


ほんの些細なコトのこの裁判。
旧大阪市営地下鉄(現大阪メトロ)の運転手がひげ禁止のルールを守らなかったことで人事評価で最低評価をされた。
それを不服として起こしたのがこの裁判。
結局、大阪地裁は運転手の訴えを認めて大阪市に44万円の賠償を命じる判決を下したんだと。

これね、ほんまに些細なコトやん。
でもな、こういうのが積み重なって秩序の崩壊に繋がるんだと思うんだよ。
オレ個人的には今回の当事者である大阪市の吉村市長、運転手、裁判所の三者でまともなことを言ってるのは吉村市長のみに感じる。

まず裁判所。
身だしなみの基準を設けるのは間違いじゃない
でも、それに従わないからと言って人事評価を下げるのは違法

は?
じゃ裁判所は別にルールで決まっているからと言って守る必要は無いとでも言いたいの?
じゃあ極論ルールなんて必要無いって話になるやないの。
「でもたかがひげやん」
確かにそうかも知れない。

でもな、いわゆる素行の悪い学校を御覧なさいよ。
頭髪、服装、持ち物。
本当は校則で決まっているはずなのに明らかに違反してるであろうその容姿。
「ルールはあるけど守らなくても罰があるワケじゃ無いから守らない」
その典型やん。
こういう生徒を黙認?している学校て進学校?
違うわな。
ほぼほぼアホの巣窟と化している学級崩壊の低偏差値の学校やん。
これが「個人の自由」なる勝手気ままな理由を放置した結果の姿やん。
社会の縮図やん。

これを今回のケースに置き換えてみ。
「たかがひげ。個人の自由。」
こういうのを認めると「じゃあオレも」「じゃあワタシも」とどんどん拡大解釈され、秩序が崩壊して行く。
「なんであれが良くてこれがアカンの?」なんて話にどんどんなって行き、最終的には極端な話…
「殺人は違法?そうかもしれないが殺すか殺さないかはオレの自由だ。」
なんてコトにもなりかねん。
だから法やルールには守らなかった時の罰ってものがあるんでしょ。
だから今回の件ではルールを守らなかった罰として人事考課で評価を下げられたんでしょ。

妥当な話やないの。

次に運転手。
「ひげをそったら楽なんですけど、そらずに、自分が正しいことをしていると信じて、頑張ってやってきました」

いや、絶対に正しくない!
組織のルールより「個人の自由」を優先させることのどこが正しいのだ?
組織に属するのならその組織のルールに従えよ!
それがイヤなら組織に属するのは辞めなさいよ。
そして自分がトップの組織を作って自分の好きなルールの下で生きていきなさいよ!
…とオレは思う。

サッカーにおいて、ゴールキーパー以外の選手が手を使った場合はペナルティを受ける。
これがサッカーというスポーツのルール。
でも、その選手が「自分には両手があるのに使う自由を侵害された!」なんて言ったらどう思う?
「お前バカじゃね?じゃあ何でサッカーしてんだよ!?
て話になるやろ。
こういう主張が認められると思う?誰も思わないわな。
こういうのを認めるともうサッカーというスポーツが成り立たなくなるから。
今回のケースはまさにこういうレベルの話。

確かに日本ではいろいろな自由が認められている。
が、それは法やルールの範囲内での話しやん。
法やルールに違反しないならば何をしても自由ですよ。ただし何かあっても自己責任ね。て話やん。
逆に言うたら
「法やルールも守れないやつに自由を主張する権利など無い!」
て話。


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コメント (10)
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