ライブドア…自殺者まで出てしまって…すごいことになってきた。
今、個人投資家が増えているというのは、
フツーに素人が参加しているということだ……と思う。
その証拠に(? …大袈裟)
つい先日「Mさん、今度パソコンで教えてほしいことがあるの」と、50代のパートさんが寄ってきた。
M「いいですよ、何を? …もしやブログとか? でも、アフィリの貼り方はまだわかんないなぁ…ブツブツ…」
パートさん「株を買いたいの。ホラ、今皆やっているでしょ? ミニ株とか…」
M「オンライントレードかぁ~…、今まで証券会社の店頭で株を買ったことあるんですか?」
パートさん「全くの初めてなの」
M「へぇ~、余っているお金があるから、パソコンで手軽に株でも買おうかな…って? うらやましい…」
パートさん「Mさんいやねぇ~、お金が余ってたらパートなんかしてないわよぉ」
…と、こんな調子でまったくの素人さんが、ネットで気軽に株を買おうとする。
でも…ちょっと待て!
株というものは余っているお金で買う、というのが今までの常識だったはず。
今あるギリギリのお金で…とか、一か八かで…というのは買っちゃいけない。
なんったって、ハイリスク・ハイリターンの世界だ。
甘く見るとひどい目に遭う。
実際、それで死んでいった人もいるのだ。
ミニ株というとローリスク・ローリターンと思われがちだが
ちりも積れば……。
月1万円ずつ買い増していったりして、
株主優待なんかうけてオマケ付きと喜んでいても
儲かる人と損する人は必ずいる。
勉強もしないで、素人が素人に聞くような人が株をやっちゃいけない。
そこでMは、パートさんにハッキリ言った。
M「やめたほうがいい…。」
パートさん「え~? どうして?」
M「ネットで株の取引ってね……」
パートさん「うん、なあに?」
M「やったことないから教えられないの」
パートさん「……え? そういうものなの?」
M「ネットに繋げるまでは教えられても、株の銘柄だとかお薦めまではMじゃ無理」
パートさん「え~? パソコンやる人って皆そういうの知ってると思ってた!」
M「………………。」
と…とにかく、
彼女はまずパソコンの使い方から覚える必要があるので、
株の取り引きはその後だ……。
…というか、彼女の「パソコンを使える人」の認識を変えなければいけない。
オンライントレードをやったことのないMが、特別な存在ではないということを…。
今またバブルが大きくなってる気がする。
Mはもちろん素人だが、
今問題になっているライブドアが一躍有名になったころから
若者のオンライントレードがトレンドに(ダジャレか?)なったと思う。
若者だけではなく、主婦や子どもまで。
株で金儲けをしようって魂胆だ…。
まるでMがアフィリエイトで金儲けをしようと企んでいるのと同じではないか……。
薄っぺらいぞぉ~~~
一生懸命に体を使ってお金を稼ぐ人に比べて
パソコンに向かって指先1本動かすだけで、
何億も稼ぐ商売に魅力を感じるのは良く分かる。
ラクそうだもんね。
しかし、その分リスクは大きい。
リスクが大きいから株式市場から目を離すこともできない。
小手先でできる商売ではないはずだ。
今のライブドアの状態を見ると良く分かる。(今回の問題は、株そのものだけではないみたいだけど…)
所詮マネーゲーム。
見えないお金で一喜一憂
している。
だからバブル…だからハジケル…。
世の中の全ての人が株だけで稼ごうとしたらどうなる?
誰が野菜を作るのか?
誰が魚を獲ってくるのか?(浜口さん? とったど~)
流通はどうなる?
それぞれの役割分担があってこその株式。
それを忘れて自分の子供には儲けてもらおうと、今から躍起になってる親って…
…いったい……。
ライブドア…この先どうなるのだろう…。
堀江社長が「カイテンカイテンカイテンカイテンライブドアオート」と
回転しながらCMに出ていたが、アレを観た時Mは「イタイ…」と思った。
そして今…それ以上に痛々しい…。
実はMのダーの会社名の一部に「DOOR」がついている。
それぞれの家のドアを開ける…。
要するに「あなたの家で仕事をさせてください」という意味で。
もちろん、ライブドアよりもずう~~~っと前につけた屋号ですが。
DOOR繋がりで応援していたんだけどな…。
ほりえもぉ~~ん(のびちゃったくぅ~~ん)