先日、ボロボロに疲れ果てて家に帰ると、
娘が「お母さん、TV局からなんか言ってきてる!」と、
UHBからのFAXをヒラヒラさせて大騒ぎしている。
UHBとは北海道のテレビ局のひとつで、
正式名称を「ウルトラ ホッカイドウ ビィィーーム!!ビビビ」……とは言わない。
すみません…Mの捏造です
え…っと「北海道文化放送」です。フジ系列…ですよね?
(え? 誰に聞いてるって?)
以前「のりゆきのトークDE北海道」という北海道の番組で、
「雪に関するトラブルをお聞かせください」と言っていた。
そこでMは早速ファックスを送った。
内容は「ロードヒーティングしている道路に雪を捨てるなぁぁぁ~~」というものだった。
北海道の冬道は危険だ。
その危険な箇所にロードヒーティングをわざわざ施しているのに、
こころない近くの家の人がそこに雪を捨てる。
彼らの家の周りはきれ~~~いになっていて、さそかし気持ちがいいだろう。
しかし、道路は融けた雪でグシャグシャになり、それが固まるとコブ状になる。
車は走りにくくなり余計危険なのだ。
で、ロードヒーティングする熱は、全部税金でまかなっているはず。
…それって、どうよ 変くない? 変くない? って言うのも変くない?
ちなみにMのは、かまくら状態だ。
近所のアパートのおじさんが、全部Mの家の周りに雪を置いていく…
しかも重機を使って大量の雪を。
Mの家の駐車場前もついでに除雪してくれるのはいいのだが、
小さい声で言うが、ありがた迷惑…だったりする…。
で、もっと小さい声で言うが、そのアパートの内装工事をダーが請負ったりするので文句も言いにくい……。
因果な世の中よのう……
その雪と、屋根から落ちる雪でMのの周りは悲惨だ。
ま、……いつかは融ける……ホットケ…。
ベランダの窓から外は見えない…。http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/c8/9a743d8fabab84cfbdd62ed4b23135f1.jpg
そんなこんなで、番組で没になったファックスのことなどすっかり忘れ去っていた。
次の日、番組ADの(あ…名前を書いていいのかを聞き忘れた…
一応、Y田さんということで…。)
Y田氏から電話が来て、Mに雪の件で取材をしたい…とのこと。
Mはでなら協力してもかまわないと言ったが、
テレビカメラを入れての取材だとおっしゃるではないか。
即座に「それだけはやめようよぉ…」と、キッパリ。
どうせ誰もMのことなんぞ見ちゃあいないだろうが、自意識過剰なMはイヤなのだ。
毎年、倍々ゲーム(?)で大きくなる体……こんなの映像で残すのは反則だ。
すると、Y田氏が「モザイクをかけたら大丈夫ですか?」と。
要するに、やらせではないことを強調したいとおっしゃる。
一応、番組に協力すると言った手前、責任感の強いMはムゲには断れない。
しかもY田氏は丁寧な口調で、仕事熱心だということがひしひしと伝わり、
とても感じのいい方だった。
そこでモザイクをかけて取材することになった。
次にY田氏は「あと、取材場所なのですがM宅でよろしいでしょうか?」と…。
Mのの外は雪だらけだし、中はダーの工具や何やらで倉庫状態。
最近、忙しくて(いきなり言い訳モード)掃除もさぼってるし…。
誇り高い家ではなく、埃高く舞い上がる家だ。
Mの家に来て、アレルギーを引き起こされても責任はとれない
そこでMは出社する日だったので、事務所に来てもらうことになった。
ボスは入院しているので、事務所に取材が来る事を連絡しに病院まで行った。
M一人しかいない事務所でも、ボスの知らないところで勝手に使うわけにはいかない。
「実はテレビカメラが……」と話をすると、
ボスは面白そうな顔をして「あなたがテレビに?」…と。
Mは即座に言った。「モザイクかかりますからっっっ」
そして事務所に戻る前に下の店に顔を出し、翌日取材が来る事を支配人に伝えた。
その後、もくもくと仕事をしているとMのが
。
出るとY田氏だった。
Y田氏say「Mさん、実はMさんの希望通りに、電話での取材になりました。」
M「え…?…電話だけ? そうなんだ…」その時、Mの心境は複雑だった…
トミーさんに会えなくなるのは残念だ…。
「トミーさん」は番組のリポーターで、でトミーさんをみる楽しみの一つはネクタイだ。
毎回、話題にあわせたお洒落なネクタイをしてくる
きっと普段着もお洒落なんだろうな…とケッコウ期待していた。
…なぁんだ…。生トミーさんには会えないんだ…。ちょっぴり落胆。
で、ちょっと待てよ…。ボスや店の皆にカメラがくると言っちゃたよね?…ま、いっか。
でも電話となると、電話している間いろいろ面倒なことになりそうだ…。
でもまぁ、なんとかなるか…2~3分くらいということだし。
M的にはテレビでモザイクじゃなくて助かった。
そして電話取材当日、事務所でひたすら仕事をしているとMの
が鳴った。
Y田氏say「いやぁ…実はMさん、今日電話で取材をする予定でしたが…」
んん?? もしかしたら今度はついに、Mの取材はなくなったという連絡なのかな?
Y田氏「あのぉ…、すみません、最初の話からアレコレ事情が変ってしまいまして。」
M 「いえ、いえ…」(やっぱり、これはMの取材はなくなった話なのね…。)
Y田氏「今日の電話取材はちょっと予定変更しまして、なくなったんです…よ…。」
M 「はぁ…」(なんだヤッパリ…トミーさんと電話での会話もできなくなったのね)
Y田氏「そこでご相談なのですが、火曜日の午前中ってお忙しいですか?」
M 「火曜日は仕事の日なので午前中は忙しいかなぁ…で、どうして?」
Y田氏「生放送のときに…というのはダメですか?」
M 「へっ?」
Y田氏「その日は司会の佐藤のりゆきさんが冬休みなので、代わりにダンカンさんが
札幌に来られて司会をするんですよ。
それでダンカンさんとお話していただくわけにはいかないでしょうか?」
M 「え~~??」
Mは、軽くショックをうけながらも「生放送」という言葉におののいていた…
緊張するからむりだぁ……絶対、まともに喋れないよ……。
Y田氏say「大丈夫ですよ! ほんの2~3分ですから。」
…ほんの2~3分……Mにとっては気の遠くなるような長い時間になりそうだ。
しかも、相手はダンカンさんだし…。
緊張してひと言も話が出来なかったらどうする?
さて…火曜日の午前中はどうなるのだろう。
Y田さん…あなた…2~3分といえども大冒険してしまいましたね
Mのシミュレーション……
ダンカンさん「Mさん、こんにちは。」
M 「こっ……こんにちは。」
ダンカンさん「雪のトラブルってなんですか? 教えてください」
M 「…………」
ダンカンさん「あれ? Mさん?? Mさ~~ん、電話繋がっていますかぁ?」
M 「…………」
―――スタジオ騒然となる―――
ダンカンさん「そ…それじゃ、CMいきましょうか。」
ディレクター(D)「何やってるんだよぉ~」
Y田氏「す…すみません…もしかするとMさん極度の緊張で倒れてしまったのかも…」
D「もういいよ。たかが電話で話するくらいで何だっちゅうの、はい、次の人行って!」
Y田氏「…は、はい。次の方は絶対大丈夫ですから。」
イッパンピーポーのMにとっては、初めての体験。そら、もう大騒ぎさ。
やさしくしてね
ちなみにMの若い頃、
浜田省吾さんとラジオの生放送でおしゃべりしたことあるんだよん
(秘かに自慢する)