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容疑者Xの献身 直木賞候補作だぴょん。 |
数年前にを売ってからというもの、移動手段はもっぱら公共の乗り物になってしまった。
最近はバスを多く利用する。
Mが乗る時間帯と「おばちゃん」達がデパートに買い物に行く時間帯が微妙に重なる。
おばちゃんは単体だとそれなりに静かだが、セットになるとものすごいパワーを発揮する。中高年のおばちゃんズは、社会のルールをことごとく無視するのだ。
例えばバスに乗るときや、銀行のCD機に並んでいるときなどがいい例だ。
他の人が並んでいても平気で横入りをする。
人が見えないようだ。
1台しかないCD機で、後ろに人がいても4件5件の振込みをして
用事が全部済むまでその場を動かないおばちゃん。
3件ほど振込みしたら、また後ろに並ぶという気遣いができないのだろうか。
バスなどは人を押しのけて中に入らなくても、優先席があるではないか…。
しかし、そこには座らない。
どんなに混んでいて、優先席が空いていても移る気はないらしい。
健常者で若い人でも疲れているときは座りたい。
ちょっと気を利かせてくれたら…と思うときがある。
これはお互い様なのだ。
若者が席を譲らないのも、年配者が優先席に移らないのも同じような気がする。
ただ、公共の座席はテリトリー争いの場ではない。
基本は全席優先席なのだ。
だが人間だから調子のいい時、悪い時がある。
お互いに譲る気持ちを持てるといいのだが
年長者が他人をかき分けて、我先にバスに乗る姿を見るのは悲しい。
もちろん全ての中高年がそうしているとは言わない。
ほんの一部の人間なのだが…。最近はその一部が多すぎる…気がする。
そして集団心理のコワさを思い知るのが狭いバスの中。
おばちゃんズにそのパワーを発揮されると、これはもう誰にも止めることは出来ない。
声がでかい…人の話を聞かない。…というか、人の話をさえぎって自分の話をはじめる。
さらにでかい声を出す。ぐわっはっは……がはは…と車内に響き渡る声で笑う。
ものすごく元気なのだ。その割には病気自慢をしたがる。
そんな時、MはMP3の音量を大にする。
ヘッドホンから音が漏れるだろうが、おばちゃんズの声にかき消されて、
他人様の迷惑になることはなさそうだ。
大きな声で話をするのはおばちゃんズと、女子中高生の集団。
そして酔っ払いのおじさん。
酔っ払いは置いといて、この女性の二組は良く似ている。
そうは思わないかい?()
大人は、やっていいことと悪い事を知っているはず。
いや、知っていなければならない。
集団になるとついうっかり調子に乗って周りが見えなくなるのだろう。(そう思いたい)
でも、おばちゃん達…
ヴィトンのバッグ持ってバスに乗っているのも変だけど
そんなに大きな声で会話をするのはもっと変だと自覚しないと…。
すごく下品な人間に見えて仕方がない。
そして「女子高生の巻」は後日。