最近は池田勇人のドラマを頭の中で空想するのが楽しみになっています。
名シーンとかつなぎ合わせたりして。
我ながらお金のかからない趣味ですね
キャスティングは最初、ヒーローっぽく桃太郎侍を考えていたのですが、それでは二枚目過ぎるので高橋英樹さんはライバルの佐藤栄作首相にまわして、小林稔待さんでイメージしています。若いときは前妻さんと後妻さんとのラブストーリーを描きたいので、男前の浅野忠信君にお願いしたいですね。
近代の政治学を研究している人にインタビューすると、必ず、原敬と池田勇人と吉田茂、伊藤博文が上位に入ります。いつもはそんなものかと流していたのですが、自分が資料の中で池田勇人に恋しているせいか、なぜそうなのかますます気になってきます。
勝手な空想ながら、三部作で考えていて、
仕送りが他の大学生の4倍あったという優雅な学生時代を「青春編」、業病に取り付かれて死の淵をさまよった5年間を「天命編」、そして総理大臣まで駆け上がった壮年時代を「大業編」としてイメージしています。
池田勇人という人、近代日本史屈指の財政家でありながら、学生時代に始めたそば屋を三ヶ月でつぶしたというエピソードがあります。友人たちに気前よく食べさせたからでした。
同時にかれは、天疱瘡という奇病の中、目前で愛妻を過労死させてしまうという悲劇が待っています。こういう劇的な前半生はかっこいい人に演じてもらうと、政治家のイメージアップにもつながるのではないでしょうか。
どうも、部下のヒトの回想録を読むと、喧嘩好きで自慢話好き、感情の起伏が激しくて泣いたり起こったり忙しく、しかもガサツで大酒飲み、みんな苦労したみたいですね。
でも、なんとなくこの人についていこうという魅力があって、最後は欠点が魅力になってしまうらしいです。小林稔待さんかいい味だしてくれるかなと期待するのですが。