サンショさんとポンコちゃん

縁あって始まった、猫との“一人一匹三脚”。
手を携え合って暮らしていくのだが…。

サンショ家深夜の恐怖

2018年10月20日 23時59分54秒 | ポンコちゃん




 サンショさんは徹夜していた。すると、闇を切り裂くような金切り声が木霊する。そう、空気を読もうなんてことは毛頭ない、ポンコちゃんの「遊べ」コール。無視していると、音量は UPする。
 仕方がないので、サンショさんはしばらくブンさん(ジャラシな)でポンコちゃんと遊んであげた。
 次第にエキサイトするポンコちゃん。サンショさんはやけになって、ブンさんをブン回して、ポンコちゃんのケツにもビシビシ当てていた。
 飽きて来たポンコちゃんは、居なくなったりまたジャレたり。その、居ない間もぶん回す手を緩めるとうるせーのでサンショさんは、無駄だと思いながらもぶん回していた。
 すると、散々遊んで腹の減ったポンコちゃんが、「ごハーン」と叫ぶので、深夜ということもあり、カリカリ少しをポンコ部屋(本当は人間の寝室)に運んでいると、玄関框あたりに、黒い粒を発見。「なんだろ」とは思ったが、気にしなかった。
 ポンコちゃんのお食事中、トイレの掃除でもすっかと除くと、いつしたのか、ブツがあった。
 と、いうことは…。玄関框に戻り、社が、鋳込んで見ると、トイレの中と全く同じブツ。
 「いゃ~」。
 ってことは、ここにブツを落とすまで、ブツをつけたままのケツで飛び跳ねたりしていたのか? 
 どこまで歩き回った! トイレットペーパーと雑巾を手に、深夜のブツ跡拭き。
 件のポンコちゃんは、椅子の上で寝てやがる。自分のベッドで寝ろ。
 以上、サンショ家の深夜の出来事。ポンコ連れでは、集合住宅には住めんな。
 この後、自分の飯とトイレ以外は、「遊べ」と泣きまくるので、さすがにサンショさん、一喝! 「なんだよ」と、思わず大きな声を出してしまった。シュンとするポンコちゃん。鳴き声は段々小さくなり、取り敢えず己の部屋に戻っては行った。











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