あいも変わらず小競り合いで、サンショさんとポンコちゃんの日は暮れようとしていました。
が、何事もなく、終わらなかったのです。夕方、ポンコちゃんは、ワクチン接種へと無理やり連れて行かれました。
ポ「どこも悪くないのに、チックンされました」。
サ「悪くならないように、チックンされたのだよ」。
ポ「ポンちゃんは、悪くないのに、痛い痛いされました」。
サ「そうだねえ。ポンちゃんに元気でいて欲しいからなのだが、伝わらなかったねえ」。
その日、小競り合いが激化して、険悪だったこともあり、ネットに入れられたポンコちゃんは、嫌がって、ネットの塊のまま、歩いて逃走を試みたりと、抵抗がありました。
サ「でもあっと言う間だったでしょ」。
ポ「サンショさんは、側に居てくれませんでした。見捨てられたのです」。
サ「ちげーよ。今、人間界は大変な事態になっていて、密接しちゃならないってので、診察室に入れなかったのだよ」。
ポ「ポンちゃん、痛いやら、怖いやら」。
帰宅して、キャリーから出すと、一目散に隠れたポンコちゃん。
サンショさんの姿が見えなくなったら、ご飯を食べていて、しばらくしたらチョロチョロ動き出したので、安心していたのですが、人知れず、ゲーしていましたよ(こういう時は教えてくれない)。
サ「ポンちゃん大丈夫? 気分悪い?」。
ポ「…」。
それで、大好きな猫じゃらしナイトもお預けで、ホットカーペットでヌクヌクと、安静を余儀なくされたポンコちゃんでした。
今は、ホットカーペットで丸くなって眠りこけています。大人しいポンちゃんは、まるで別の猫のようです。
煩わしいくらいが、ポンちゃんらしいね。
2年前の今日。ポンちゃんは、サンショ家に舞い戻りました。決して名誉では無い出戻り記念日です。美味しい物でも食べようかねえ。
「とちにゃん」さんの活動に興味を持たれた方も、お読みください。
https://ameblo.jp/sakura-9545/entry-12366920989.html
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