GoGoマクロのブログ

初心者向けマクロ講座「Go!Go!マクロ」の筆者三太郎の公式ブログです。

「エラー対処の基本(その2)」動画を公開しました!

2017-09-27 15:25:00 | マクロ作成のコツ

前回に公開した下記の動画ですが、

「エラー対処の基本」動画


実は、これには続きがあります。

デバッグ(エラーを取り除く)という行為は、何も
「エラーで止まってしまった時」だけに限った話ではありません!
ので、

作ったマクロを実行して、「何か結果おかしいな~???」
という場合にも、プログラムやデータのミスをうまく素早く
発見しなければならないという場面は、多々あるわけです。

そんな時に、大変便利なのが下記の動画で解説している
「自分の止めたい場所で一旦止める」というこの方法になります。

エラー対処の基本(その2)


先日、この誌面にて実施したアンケートでも動画公開への投票が
意外と多かったですので、

これは通信講座等の個別指導時に用いていた非公開動画なんですが、
(YouTubeチャンネル登録者数1,000人達成の記念として、)これも
本日、一般公開することにいたしました。

エラーは出ないけど、なんか答えおかしいなぁ・・・(T_T)
という困った時に、まずやるべき事はコレしかありませんから、
この基本動作もぜひ身に付けておくようにしてくださいね。


けど、だけど・・・、です。

ぜひ注意していただきたいのが、、

こと、プログラミングに関して言えば、
動画は、プログラミング学習には不向きな媒体です、
という点です。

それは何故かと言うと、

プログラミングとは、「考える作業」だから
です。


それは、Excelなどのソフトの操作を覚える勉強とは違って、
マクロ作り(VBAのプログラミング)という考える作業の
スピードは、人それぞれ、個人差が大きいものだからです。

パソコン操作を学ぶのであれば、ただ言われた通りの操作を
すればいいだけですから、さほど大きな個人差というのは
生じないわけですが、

「考える」という作業は、人によっても、その場面場面
によっても、個人差というのが大きくなるものです。

人によってスピードが違うものなのです。


ただ動画の通りに操作進めていけばよいというだけの
勉強では決してありません。

だから、動画で考えながら学んでいると、自分の思考ペースに
関わりなくどんどん先へ先へ進んでいってしまいますので、

「再生止めたり、また動かしたり、頻繁な巻き戻しも・・・」

というのが、必ず必要となってきます。
それでは、「考える」という作業が集中できないわけです。

人間どうしても、止めなきゃ止めなきゃ、と思いながらだと、
プログラミング学習の”考える”という一番大切なことが
疎かになってしまいます。

それが、プログラミングを動画勉強する際の一番のデメリット
だと思いますから、集中できない媒体で勉強すると、必然的に
成長しにくくなるわけです。


だから、

マクロを学ぶ際には、自分のペースでページをめくれる紙の
参考書や、当講座のように自分のスピードに合わせて画面を
スクロールしながら学べる媒体である、

「活字で学ぶ」というのが良いのは確かだと思います。

マクロは、自分がじっくり落ち着いて「考える」ということに
集中できる環境をぜひ選んで勉強して行ってください。

ほっといたら、どんどん先へ進んでしまう動画という媒体は、
やはり、プログラミング勉強には不向きな事この上ない
思います。


それで、当講座でこれまで私が作ってきた動画というものは、
(前回や今回ご紹介した「エラー対処」の動画も含めまして、)
その全てが、

マクロに関連する操作方法やコツの部分を学ぶためのものと、
あとは各レッスンで作ったマクロを実行した動作を見せるもの、
それだけに限ったものです。

プログラミングそのものの部分を教えている動画というのは
一つもありません。あえて、そう限定して作ってきたわけです。

20万回超再生頂いて大ヒットしたこちらの動画の場合にも、
「マクロを10分で理解する」

これは、レッスン1を用いて「マクロの記録」の基本操作方法を
解説する(個人のスピード差の出ない)内容となっています。

その他のそれ以降のレッスンは全て、あえて「活字」のみで
教えているという次第です。


最近、VBAのプログラミングでも動画で教えようとする人が
ちらほら出てきたように思いますのを(動画でプログラミングを
勉強してしまう人が増えることを)、私は大変危惧しています。

パソコン操作の勉強(暗記物)と、
プログラミングの勉強(思考物)とは、
その根本が違うのです。

ソフトの操作の勉強は動画で良いですが、
後者は動画で勉強はあり得ない思います。

自分のペース(思考スピード)でできない、集中できない
勉強環境で学んでも、決して成長はしません!
私はそう思います。

その点(この違い)だけは、くれぐれもよく理解した上で、
マクロは正しい媒体選んで勉強するようにしてください。

コメント    この記事についてブログを書く
« パソコンの歴史は「N88-BASIC」 | トップ | エラー対処の「三種の神器」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

マクロ作成のコツ」カテゴリの最新記事