収録レッスンの一部をちょっとご紹介しますと、
【データのマッチング】がテーマとなっている Lesson 68 ~ では、
(マッチングというのは、すなわち「照合」ですね。複数のシート等
にあるデータを照会して、一つのシートに一体化させたりすることを
言います。)
あるキーとなる項目(例えば、コード番号とか顧客名とか)で同じ
データを違うシートやブックから引っ張ってきたいということがよく
あるかと思いますが、、
データが多くなると順番がずれていたり、同じコードのデータが
有ったり無かったり、また並びの順番も違っていたり・・・で、
これを目視確認で一つのシートにまとめようと思えば非常に大変で、
非常に時間も掛かる作業ですよね。
かと言って、これを自動化しようとマクロを組むにしても、まともに
考えて作ったのなら、これはかなり厳しいプログラムになってしまう
という内容です。
そこで、このレッスン回ではこれを最も簡単に実現できる方法は?
という観点に立って、段階的にマクロを作り上げていく方法にて、
よりやさしく作れる方法を紹介しています。
具体的にその方法とは、
まず、「1対1」でのデータマッチング
↓
次に、「1対多」でのデータマッチング
↓
最後に「多対多」でのデータマッチング
ということになります。
普通は、いきなりこの最後の「多対多」でのデータマッチングを行おうと
するから、難しくなるわけです。いきなり「多対多」のプログラムを組もう
とすればこれは非常に難しい話になります。
けれど、上記のように段階的にやっていきさえすれば(組んでいけば、)
より簡単にプログラムを組むことは可能となります。
もし、いきなり「多対多」のプログラムのサンプルだけを示させて、
「さぁ、これを元に自分用に直しましょう!!」なんて言われたら・・
そんなこと、とても初心者に出来ようはずがありません。。。
それをやるから失敗する、余計な時間を費やすだけ費やしたあげくに
挫折をして終わってしまうわけです。
段階を踏んで作っていくということが、一見遠回りのように見えて実は
最も近い近道であるわけです。いきなり「多対多」を作ろうと思ったら、
ないしは、今ある「多対多」から直そうと思えば、非常な遠回りと挫折
をすることになります。あなたは、そんな遠回りを経験していませんか?
当教材のCDに収録されているレッスンでは、この「過程」が順を追って
詳しく書いてあります。それで、初心者の方でもこの難しいマクロが
組めるようになっていきます。
CD教材に収録されている数々のレッスンは、この「作る過程」の雛形
です。「作る過程」が分かれば、その「過程」でちょっとづつ変えて
いけばよいだけです。
そのままに、その通りに作っていけば、その通りのマクロが完成しますし、
その過程でちょっとづつ変えていけば簡単にオリジナルのマクロも完成
します。
大切なのは「作る過程」です。それが分かることなのです。
素早く確実にマクロを組むためには、そのプログラムができる「過程」
を知ること、それに尽きると。当講座が長年多くの読者の皆さんの協力
を得て行き着いた結論です。
参考にすべきは、結果(誰かが作り終えた完成済みのサンプルコード)
ではありません。「作る過程」です。