GoGoマクロのブログ

初心者向けマクロ講座「Go!Go!マクロ」の筆者三太郎の公式ブログです。

本屋のVBA本で出来る人が居ない理由

2018-11-05 09:44:50 | マクロ作成のコツ

本屋に並ぶVBA本では、

「さあ、これであなたもマクロが読めるようになったでしょ。
あとは、ネットで親切な人が載せてる似たサンプルコード探して、
そのコード解読して直して使えば、もうバッチリですよ!

なんて言ってる筆者が多いと思いますが、、、違います。

プログラムのコードと言うものは人それぞれなんで、その書き方も
レベルも、実にまちまちです。

第一、自分が昔書いたコードですら今となっては理解容易ではなく
修正難しい場合が多いわけです。半年前に自分が書いたコードに
四苦八苦する思います。

違いますか?(笑)

そもそもが、「コードを読む」というのは”プログラムの流れを読む”
と言う意味でありますので、

VBAの構文がただ読めたところで、そのロジック(思考の道筋や
処理の流れ、平たく言うとフローチャートです。)がわからない限り、
そのコードの理解なんか出来るわけがありません!

うそだと思うなら、そう主張して言ってるVBA本筆者の先生に、
ネットで拾ってきたちょっと長目のコードを(A4に印刷して3枚くらいを)
見せて、

「これ解読して、私がやりたいように直せばいい箇所を教えてください!
何分で出来ますか?」と聞いてあげてみてください。

それで、実際そのコードをその先生の言う通りに修正して、
マクロ実行して上手くいくという可能性は、間違いなくほぼゼロ 

ですよね。(笑)

この道25年、現役バリバリシステム屋の私から言わせると、
プログラミングとは「ロジック8割、言語は2割」の世界です。

その2割(に当たる言語の部分)にいくら詳しくなったところで、
他人の書いたコードなんて、読めやしません!言うのは、

真っ当なプログラマーであれば誰一人、異論はないと思います。


残念ながら、

パソコンのインストラクターとか、自称のコンサルタントとか、
VBAの自称第一人者とか・・・、そのレベルのVBA本著者達に
そんな真っ当なプログラマーいうのは、殆ど見当たりません。

ちょっと大きな本屋へ行けばVBA本は沢山並んでいるわけですが、
その殆どが、その著者の個人的な経験から

「私はこうやってマスターしたのだから、あなたも同じように
やればいい」と説く系のシステム開発の基本も知らない自己流参考書
ばかりなので、それらにその方法で成功する証拠というのは、一切

載っていませんよね。検証すらしていない。。。

なので、

本屋やアマゾンでVBA参考書を買って勉強しても、
それでマクロができるようになったと言う人は皆無な理由というのは
まさしく、そこにあります。

みな自己流のVBA参考書の著者達いうのは、方向性間違っとる!
としか、言いようがありません!

何度も言いますが、プログラミングはロジック8割、言語2割、の世界です。

どんなに英語が得意になったところで、翻訳家にはなれるかも知れませんが
けっして小説家に(自分で書けるように)なれるという訳ではありません。

 

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