そもそも「マクロ作成」での問題点というのは、
プログラムの
1.書き方が分からない
2.解き方が分からない
この2つに大別されるわけです。
でも、
前者の「1.書き方が分からない」というのは単なる調べ物です。
後者の「2.解き方が分からない」の方は、考え方のコツです。
前者は調べる力が必要ですが、さほど難しいことではありません。
今どきですからインターネットでうまく検索できるスキルさえあれば、
それでよいだけです。
問題なのは、後者の「解き方が分からない」の方です。
よく、
「プログラムとはパズルを解くようなものだ。」
と比喩する人がいますが、、もっともです。。
ところであなたは、ルービックキューブで6面揃えることが出来ますか?
(そう、その昔流行った色を揃える四角い箱形のおもちゃの事です。
「手軽な頭の体操」ということで、最近また流行り始めているそうです。)
これは、殆どの人の答えは「NO」だと思います。
(もちろん、わたしもです。。(笑))
でも、あれもちょっとしたコツというのがあって、
そのコツさえ分かってしまえば、ちょっと練習すれば小学生でも
6面がほんの数分で、必ず誰でも揃えられるようになるそうです。
9個×6面=54個ものばらばらになった色が、小学生でも
ほんの数分で綺麗に揃うのです。ちょっとしたコツを知れば・・・です。
そのコツを教えているサイトによると、
ステップ1.1面とその側面1段目まで揃える
↓
ステップ2.側面2段目まで揃える
↓
ステップ3.上面に十字を作る
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これがそのコツだそうです。
要するに、一足飛びに(最初から6面)揃えようと思ったら、
絶対に出来ません。
それは、この講座でもよく説明しているマクロプログラミングの場合の
「データマッチング」のコツとほぼ同じですね。
これまでに「データマッチング」は、「1対1」→「1対多」→「多対多」
こうやると簡単です・・・といったお話を再三してきましたが、、
複数のシートやブック上に分かれてばらばらに管理されているデータ同士を
一つにまとめ上げるための、
それに必要不可欠な「データマッチング」というマクロの組み方のコツも
また、
「1対1」を「1対多」の事を考えながらを作る
↓
「1対多」を「多対多」の事を考えながらを作る
↓
○○しながら「多対多」を作る
・
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・
という事なんです。
それを、いきなりデータ全部の突合せ(多対多)から作ろうとするから
非常に難しくなる、絶対にプログラム完成には至りません。
それは、いっぺんにルービックキューブの6面を揃えようとしている行為
と同じだからです。
ルービックキューブの場合には名人になると10秒も掛からずに6面揃える
人も居ますが、そんな名人とて、その手順(コツ)を必ず踏んでやっている
わけです。(名人はその手順をすこぶる高速で出来るというだけです。)
プログラミングの場合でも、プロの優秀なプログラマーの場合も同じです。
必ずこの手順を踏んで作っていきます。どんな天才プログラマーであっても、
決して一足飛びにはいきません。
だから、作る過程が極めて大事なわけです。
マクロ作りに失敗する人の多くが、完成品(サンプルコード)から
逆に辿ろうとしてしまいます。サンプルコード好きの人はいませんか?
それを作る「過程」が見えない完成されたプログラムコードは、
何の参考にもなりません。
複雑なロジックを簡単に解く「コツ」と「詳しい手順」を教わること。
これが非常に非常に重要、且つ、必要不可欠であるわけです。
世の中に出回っている大概の参考書やスクールやセミナーといったものは、
「1.プログラムの書き方が分からない」
これしか教えていないから、いくら勉強しても作れないわけです。
「2.解き方が分からない」
これをちゃんと教えてくれる講座を選んでください。
あなたはこの違い、ご理解いただけていますか?
大事なのは解き方のコツを教わっているかどうか・・・
それだけです。
プログラミングの勉強は暗記の勉強ではいくらやっても決して解決しない、
コツの勉強が重要です。「コツを教えろ!」ってことに尽きるんです。