読書感想文「着物の国のはてな」片野ゆか著

2021年07月27日 | Weblog

夏休みの子供の読書感想文用にテンプレートがあると聞き、それに当てはめて書いてみた。

 本を選んだわけ

著者の記事がたいへんためになったので、著作も読んでみようと思ったから。

2 あらすじ

着物生活をはじめた文筆家が、気づいたこと。

着付けや、着付けのコツ、着物の歴史、着物業界のことなどについて、ノンフィクション作家として鋭く切り込んであった。

3 心にのこったこと

あとがきの「現代社会にマッチしない要素も多く、なにしろ着物の着付けはスポーツと同じで身体で覚えるものだから、それなりにハードルも高い。だから、着るも自由、着ないのも自由、なのだ」に、共感した。

私は、古いカビだらけの着物に風を通してはたたみ、の繰り返しで、なんとか、着物がたためるようになってきた。もはやたたむことから、スポーツなのだ、洋服のように収納スペースにあわせ、いかに効率のよいたたみ方を独自に考えるとは、違う世界だ。

これから、涼しくなったら、長襦袢の着付けと、半襟つけを身体で覚えないと次へ進めない。

そして、なにより良かったのは、他人のホームページから文章をコピーして貼り付け、自分の文章に手直ししてないこと。実際に、たくさんの方々に直接アポをとり取材されていることが、新鮮で、著者の誠実さを感じた。20年前はあたり前だったのに、今は、自分の足で書く人が少なくなった。高松塚古墳の女子群像まで、遡って調べてるところに、そこまで、やるかと、着物に対する気迫を感じた。

4 じぶんだったら、どうしよう。これからどうしよう。

寒くなったら、着物は暖かそうだから、床下から風が吹き込み我が家で、着物ライフ、たまにやります。

せっかくのカイコさんの命を大切にしたいのと、着物は手縫いで、一針一針縫った方の思いが伝わるような気がするから。

以上、おばさんの読書感想文でした。