今日が9月20日、今年の秋、我が家では未だ一匹も秋刀魚の塩焼きにお目に掛かって無い。
つい先日スーパーで秋刀魚を探す?魚売り場のケースの片隅に2パックだけ「新物」とシールが張られた秋刀魚が置かれていた、価格一匹298円也、今年の秋刀魚は気のせいかどれも皆スマートだ、前々日はケースの一角にそれでも20匹位の秋刀魚が有ったが今日は又少なくなって淋しい。その脇のパレットでは沢山の鰯や鯵が氷の中で、ばら売りされてる、その隣に秋刀魚が氷水に浸けられて沢山売られている・・、一瞬「おっ!秋刀魚が中にウジャウジャといるではないか」・・・よくよく秋刀魚の上を見たら解凍と書かれ197円の値札が貼られている。「今の時期に旬の解凍秋刀魚かよ・・」本来ならば北海道、気仙沼、銚子漁港に水揚げされた秋刀魚の小振りなものは、大半加工業者に引き取られ冷凍にされて倉庫に保管される筈なのに・・
翌日、解凍秋刀魚の姿は無かったが売れたのか、或は、お客に見向きもされなかったのか、干物、漬け魚の売場にホッケやサバの味醂干しに並んで秋刀魚の干物が出ていたが、干物は更にサイズが可愛い・・但し特売価格の98円也(税抜き)
変わって鰻の販売コーナー、勿論丑の日に比べるとウナギの品数も少ないし相変わらず外国製のウナギが巾を効かせている、そんな中、秋刀魚の蒲焼が今や鰻の蒲焼のコーナーに必ずと言っても良い程見られる、以前、一度だけ試しに秋刀魚の蒲焼を食べて見たが、鰻と比較するせいか「やっぱり秋刀魚は秋刀魚だな~」でも秋刀魚の蒲焼として味わえば「ま~ま~か」、それやこれや考えると鰻の絶滅危惧種指定に続き、将来秋刀魚も同じ指定になる運命かも・・海流の変化とか、遠くの海域で外国船の大量捕獲が影響してるとか、日本提案の漁獲目標割り当て等、拒否されるのが当然みたいな数字を出してからに・・来年も又秋刀魚不漁の繰り返しになると思われます。
帰宅すると妻が「メガネ買いに行く?」暫らく前に余所行き?のメガネをヒョイと失くしてしまった。場所、時間に全く記憶なし、今は壊れかかったメガネ、昔買った100円メガネ、捨てられないで仕舞ってある使えそうなメガネを「兎にも角にも見えれば良い」の私である。今日はスーパー5%引きの日で私の83回目の誕生日、夫婦財布は一緒でも、ご好意有り難く受け止めて、余所行き用、普段用と2個のメガネを頼んで、その足で地下の食品売り場、2L入りの梅酒を買って二人は鮮魚売り場へ・・秋刀魚2匹957円也「エッ~・・・」呆然、二人同時に指差して溜息・・傍に一匹87円の表示の箱には有る筈の解凍秋刀魚なる姿は見えず、氷が一面に静かに空しく漂っていた。解凍秋刀魚でも87円で秋刀魚に飢えたお客様、我先にゲットして我々が売り場に着いた6時半には完売でした、呆れたが、やけくそで目出度し目出度し。所で2匹957円の秋刀魚は今夜中に売れるのかな~売れずに半額でも私達買う気はない・・。
妻も私の誕生日というので密かに新鮮秋刀魚を狙っていたらしいが、諦めて夕食は妻の手作り、肉じゃが、ウインナーと梨の田中園の鞘いんげんの炒め物、後は夕べの残り物で済ました、ハッピーバースデイでした。秋刀魚の事で頭はイッパイ写真の無い・・・
我が家には秋刀魚は無いのか、探したらさんまの缶詰が出て来た、鰯の缶詰も、これだって何時かは貴重な逸品になるかも知れない・・・秋刀魚に憧れた誕生日でした。