散歩がてらが桜で寄り道して今日が3です。
素敵な女性のスマホで六義園への道が聞けたので、元気が出た老夫婦は再び知らない町並みを歩いて行きました。途中で今度は地元の人と思えるご婦人に再度道を尋ねました「六義園はここ行けばいいのですか?」「ハイ真っ直ぐ突き当たって、グルっと廻って行けば人が並んでますよ」間もなく茶色の高い、横にも長い塀に突き当たりました。グルっと廻ると長い塀、間隔を空けて幾つか入り口が有りますが皆閉まっています。
塀の終わりが六義園の入り口でした、到着です。入り口付近は人が大勢いますが、行列が出来ている様でもない・・入ろうとしたのですが、「お腹空いたな~」時間は午後2時過ぎ「何処かで飯にしよう、腹ペコだ・・」頼もしい妻ですが腹が減っては戦が出来ぬは一諸です「ウン・・」
六義園の塀に沿って歩いて行くと又入り口、そこには人の行列です。「アレッこっちは行列?何故だろう?」「駅から近いからじゃない・・」観光バスの団体もこちらの入り口に並んでいるみたいでした。
兎に角「食べる所を探さなければ」と更に歩きます。向こうに常盤平にもあるレストランチェーンの看板が見えたのですが、フッと交差点の反対側を見たら焼売の文字、看板の大きさに比べて小さなお店の様ですが・・今度は野田焼売と確認「決めた、あそこにしよう野田焼売行くよ」食いしん坊は止まりません、お腹が空いている妻も異議なしで、次の青信号でサッサと野田焼売のお店に直行です。
店頭のメニュー立て板にも焼売の文字が幾つか見られますが、どうやら焼売がお店の目玉で、他にも色々有るようなのですが、店内を覗くと2時過ぎなのにほゞ満席、お客さんも出たり入ったりで大繁盛のお店みたいです 、益々期待が高まります。
丁度入り口近くのカウンター席が二つ空いたので躊躇無く店内に入り着席しました。その席はお隣の若い男性と肘と肘が接して、年寄りは二人共小さく畏まって座っていました。妻の隣は、どこか外国の女性の様ですが、ラーメン系の丼から箸で上手そうに麺をお口に運んでいるようです。ジロジロ見ていたのでは無いのですが、何しろ初めてのお店、何が美味しいのか、注文する私は先客の食べてる物が気になって仕方が有りません。肝心の焼売は矢張り点心と云うのでしょうか、蒸し器に入って麺、飯にプラスして頼むみたいに感じ取った私です。
若い女性店員が客席の間を縫って素早く我々の前に立ちました。「焼売は1人前づつ頼めばいいの?」「そうですね」メニューは各自一冊づつ、先ず妻が自分のメニューを見ながら、チョッと考えてから即座に「私、炒飯」「そう、俺何にしようかな?」いつもだと時間を掛けて迷いに迷う悪い癖が出る所なのですが、今日はそれはイケマセン、「スタミナ炒め定食で・・それと焼売を一人前(二つらしい)で・・」・・が私の悪い迷い癖?注文してからも悩んでいます・・・
素早く奥に戻って注文を通した店員さんは、直ぐに他のお客さんの方へ、ホントに忙しいお店のようです。
やがて焼売が出て来ました。せいろに入って湯気も立っています。醤油と辛子もカウンター前に置いて有りました。直ぐ後に妻が頼んだ五目炒飯がこんもり丸いあの炒飯と違って、チョッと山が崩れかかった感じの炒飯でしたが・・更に続けて私のスタミナ炒め定食が運ばれて来ました。注文の品は揃いました。
やっと遅い昼飯に有り付いた私達ですが、私はお腹が空いてたせいか、今、余りスタミナ定食の味の事は覚えていないのです。でも食べ終わって美味しかったのは確かです。
気になっていた焼売は肉がたっぷりで旨かったのは勿論です、二つ入った焼売を私が一つ半も食べてしまいましたが・・でも半分だけ食べた妻も味には納得していたようで・・
妻は炒飯を食べながら低い声で「この炒飯美味しいよ・・」と呟いて又蓮花でポロポロ崩れる炒飯を美味しそうに口に運んでいました。「そうか旨いか、良かったな、ウン」炒飯の味は見た目では無いようです。
食べ終わってホッと一息つく迄、僅かな時間でしたが、その間お店の中にいたお客さんや店員さん達の話し声が全然気にならなかったのは、私達が如何にこのお店の食事の味に集中していたのかで・・満足、大満足・・
お腹が出来た私達は、この後六義園へ、未だ行列が続いていた駅よりの入り口を避けて、少し離れた先程の正門まで歩きながら「良かったな~、旨かった・・」「ウン・・」
後でネットで調べたら野田焼売は評判も中々宜しいようで、六義園の傍だけにメニューには六義園特別メニューなる定食も有って、私達は偶然ですが、とても良いお店に飛び込んだようで、私としては日頃の食いしん坊のお蔭?かと、変な自慢で申し訳ありません。
我が家の焼売は生協の定番、結構旨いのですが、私は焼売大好きで、昔のシュウマイの上に小さなグリーンピースが乗ってる可愛い肉無し?焼売だって大好きです。ゴチソウサマ