数日前の夕方、駐車場で車を降りた私、気が付くと1台の軽トラの前照灯が点きっ放しの儘、止めてあるのが目に入りました「アレッ片目だよ?」片方は節電中?・・
駐車場の管理人に知らせようとしましたが、どうやら留守の様で犬の散歩に出たのか?暫らくしてもう一度現場へ・・未だ片目は点灯していました。
バッテリーがあがってしまえば、翌日持ち主は困るだろうに・・
丁度そこへ管理人の奥さんが帰宅、矢張り犬の散歩でした。「あの車ランプ点きっ放し・・」「あ~、Sさんの車だわ」
私は安心して家へ、この駐車場も長い間お世話になっています。以前も2度ほどランプが点きっ放しの車を見掛けては管理人さんに連絡してあげた事が有ります。
翌日前照灯は消えていました。片目は両目になったか解りませんが
数日後管理人の奥さんが道で逢った妻に「Sさんが喜んでいましたよ」と告げられたそうです。
聞いた私「あ~そうか、そんなこともあったな~」
妻に聞いた話では、Sさんは軽トラで宅配便の扱いをしているそうで、我が家にも時々配達に来る元気なお年寄りだそうです。私と同じ現役年寄りドライバーと聞いて余計嬉しくなったのです。
何か良い事をしたような気持になりました。
他人のお財布や貴重品等を拾って交番へ届け出て、落とし主に無事戻った時等も、とても嬉しい気分になるのには違いないのですが、落し物を拾った時には、きっと私の心の何処かに、それを猫ババは無いにしても、何がしかのお礼を期待する邪心等が生じることが有るでしょう・・そんな考えは私だけでしょうが・・
それに引き換え今回は何も見返りを求める事も考えない、チットも気も使うこともない私に、ささやかな喜びを授けてくれたような気がしたのでした。