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殿田(閉店) ー 京都でしか味わえない絶品の「たぬきうどん」 ー

2023年01月22日 | 京都府(京うどん・その他)

昨年の話になりますが、久しぶりに京都を訪ねました。

以前の会社に勤めていた頃は得意先回りでしょっちゅう出向いていましたが、

退職してからはあまり訪ねることはありませんでした。

ただ今回、殿田さんの「たぬきうどん」と「他人丼」が食べてみたくなり、

久しぶりに京都へ行こう!と、まるで遠足へ行く気分で京都へ向かう事にしました。

少しでも交通費を抑える為に京阪線を利用。

京阪京橋駅から乗車すること約40分(直通)で七条駅へ到着。

駅からは七条大橋を渡り、JR京都駅を目指します。

京阪七条駅から10分ほど歩いたところで京都タワーが見えてきました。

殿田さんはここからすぐ近くです。

実は殿田さんを訪ねる前、京都タワーと京都駅ビル内の空中経路に立ち寄りました。

楽しかったです。

殿田さんはJR京都駅新幹線八条口から徒歩5分ほどです。

私が訪ねたのは11 時30分頃でしたが、噂通り行列が出来ていました。

ちなみにこちらのお店は10時30分開店です(お店に確認済み)。

幸いな事に行列がさほど長くは無かった事と、タイミングが良かったのか、

退店されるお客さんが多かったので、並んでから5分ほどでテーブルに着く事が出来ました。

しかし繁盛されています。

テーブルは常に満席な状態で、店頭では行列が絶えません。

海外からのお客さんも多く見受けられました。

メニューはこちら↓↓

メニューが英語表記されている事からも、海外からのお客さんが多い事を物語っています。

今回私が注文したのは「たぬきうどん」と「他人丼」。

やはり人気メニューなんでしょう、両メニューには下線が付けられていました。

あと↓↓女将さん手作りのお寿司などもありました。

こちらの女将さんはお寿司屋さんで働かれていたそうですから、味も本格的です。

特に「いなりずし」が人気のようです。

しばらく待って最初に「たぬきうどん」が運ばれてきました。

「たぬきうどん」には九条ネギ、すり生姜、刻み揚げがトッピングされています。

 京都ならではなのが、刻み揚げとあんかけの出汁。

京風きつねうどんに、あんをかけたものが京都では「たぬきうどん」とされています。

大判の油揚げでは無く、刻み揚げが使われているのは、

おちょぼ口の舞妓さんや芸妓さんの事を配慮しての事、京都ならではの文化ですね。

 あんかけの出汁から湯気が立ち、良い香りが鼻を抜けて行きます。

その出汁をひとくち頂きます。

鰹の風味が良いのと、温かさがいつまでも残ります。

生姜と一緒に頂くと、より体が温もります。

寒い時季だからこそ、この温もりが有り難く思えます。

寒い冬に感謝。

温かい出汁とその美味しさにも感謝です。♪( ´▽`)

こちらの出汁は時代と共に味を調整されているそうです。

70歳を越える女将さんのチャレンジ精神に脱帽します。

 麺はいかにも京都らしい角の無いフワモチな食感です。

とろみのあるあんかけ出汁をしっかりと載せて口まで運んでくれます。

良い麺です!(^O^)

〆は「他人丼」。

 牛肉がたっぷりと入っています。

ふわとろな卵と絡めて頂くと、まるですき焼きの中に入っているお肉を食べている感じ。

牛肉と同様にたっぷりと入っている玉ねぎも甘い。

お米の一粒一粒にしっかりと出汁が染みていますので、

食べ始めから最後まで美味しく頂けます。

途中、粉山椒をふりかけてみましたが、とても良いアクセントになり、

さらにお箸がすすみました。(^^♪

殿田さんの「たぬきうどん」と「他人丼」、大変満足させて頂きました!(^O^)

創業60年近い殿田さんは、2007年に先代が亡くなり、先代の奥様が二代目として、

現在も女将を務められています。

その女将さんを中心に、お店はご家族で営まれています。

忙しい中でも、アットホームな雰囲気を感じる事の出来るお店でした。

また訪ねたいと思います。

 

殿田さんの「たぬきうどん」は

SARAH JAPAN MENU AWARD 2022にて三つ星を受賞されました。
「SARAH JAPAN MENU AWARD 2022」

 

殿田
〒601-8002 京都府京都市南区東九条上殿田町15

 



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