玉喜亭さんをあとにして、また富士山駅に戻りました。
この富士山駅から、この旅最後のうどんを食べに向かいます。
思えば山梨県富士吉田市でのうどん屋さん巡り、とても楽しかった。
香川県でうどん屋さん巡りするのと変わらないぐらいに面白かった。
どのうどん屋さんも個性があり、こだわりを持ってられました。
何よりも、地元の方にうどん好きが多い事を、肌で感じる事が出来ました。
香川県に次いで、うどんに熱い地域は、この富士吉田市かも知れません。
これからも、どんどん盛り上がってほしいと思います。
富士山駅を離れ、この旅最後のうどんを食べる為に降車した駅は、葭池温泉駅です。
目的地は、この駅から徒歩で5分ほどの場所にあります。
ただ、驚きなのが、駅から近い場所なのに、とても寂しい雰囲気なのです。
駅から歩きだして、ほんの数分で目的地の看板が見えました。
今回訪ねるのは↓↓こちら。
「葭之池温泉(よしのいけおんせん)」です。
この葭之池温泉で、温泉に入り、うどんを食べようという腹です。(^.^)
でも、本当に寂しい雰囲気・・・人もいない・・・大丈夫だろうか?
ホラー映画のロケ地になりそうな気もする・・・。(^-^;
そして到着。
目の前には立派な建物があります。
こちらは以前、温泉旅館だったそうですが、現在は日帰り温泉の場として営業されています。
屋内に入り、温泉に入る旨を伝えます。
この温泉のHPでは夜間料金おとな800円と記載されていたのですが、
私が訪ねた時は、2時間600円と案内されました。
600円を支払い、浴場へ向かいます。
浴場はロビーからすぐの場所です。
上の画像、画面手前の引き戸が男湯で、その向こうが女湯です。
扉を開けてびっくり!!(◎_◎;)
扉を開けてすぐのところに4畳半ほどの脱衣場があり、その向こう、仕切り無しで浴場になっていました。
そうです、扉を開けると、いきなり入浴している人達の姿が見えるのです。(^▽^;)
(上の画像は葭之池温泉HPより引用)
上の画像は女湯になります。
男湯の湯舟は、女湯の湯舟の半分ほどの大きさです。
大人4人も入ればいっぱいいっぱいです。
私の入浴時には先客が3名いらっしゃいました。
なので、大人4人が川の字になって入浴しました。(^.^)
ただ、安政三年(1856年)から、そのままの姿の温泉は歴史の重さを感じます。
小さな浴場で、不便なところが沢山ありますが、それを凌駕するほどの、素晴らしい空間です。
温泉も、とても気持ちが良かった。
温泉でひと風呂浴びたあと、休憩室に入りました。
実はこの場所でうどんを食べる事が出来るのです。
↓↓メニュー。
私は「上うどん(ミニ)」を注文しました。
うどんが出来上がるまで、お茶を飲みながらくつろぎます。
15分ほど待って運ばれて来ました。
ミニでありながら、具材が豊富でボリューム感があります。
トッピングされているのは鶏肉、ホウレン草、半熟玉子、刻みニンジン、麩、ナルト、ネギです。
ご主人から聞いた話では、ホウレン草とネギは水に浸けたものとの事。
そのせいもあってか、シャキシャキ感が良かったような気がします。
花に水をかけるのと同じで、野菜も水に浸すと活き活きするそうです。
鶏肉がよく味付けされているのと、上質な鶏を使っているのが分かります。
かなり美味しかった。(^^♪
麺は近くのうどん屋さんから仕入れているとの事。
ただこの麺、悪くない。
吉田うどん独特のコシは感じられないものの、モチモチ感と程よい弾力がありました。
讃岐うどんが好きな方にも、抵抗なく受け入れる事の出来る麺だと思います。
出汁も美味しいです。
醤油をベースに、鰹、煮干しを使った出汁と思います。
400円という価格では考えられないほど、クオリティの高いうどんです。
この旅の最後にふさわしいうどんでした。
大満足です。(^^♪
このあと、この屋敷を離れるわけですが・・・。
駅までの道が暗い・・・怖い・・・。
そして誰もいない・・・。
画像では明るく見えますが、実際はほぼ暗闇です。
かなり怖いです。(^-^;
でも、こういう雰囲気だから味わいがあるのです。
歴史の重さを感じるのです。
こちらの温泉、いつかまた訪ねたいですね。
今回も良い旅になりました。
電話番号 0555-22-3362
営業時間 9:00~17:00
18:00~21:00(金・土・日・月のみ)
定休日 毎月1日・14日・31日
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます