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吉田のうどん 玉喜亭 - 忍野八海と吉田のうどん -

2018年04月15日 | 山梨県(吉田のうどん)

ふじやま温泉でひと風呂浴びたあと、

剣丸尾停留所からバスに乗り、ずーっと行ってみたいと思っていた観光地へ向かいました。

銭湯のタイル絵でもよく描かれているその場所は、忍野八海です。

タイル絵を見るたび、昔話に出てくるようなその風景を、この目で見たいと思っていました。

剣丸尾停留所を出てしばらくすると、バスは満員になり、車内では異国の言葉が飛び交います。

車内の9割はアジア系の外国人になっていました。

忍野八海へ到着するまでに、「忍野・・・」と付く停留所がいくつかあり、バスの運転手が、

「次は忍野八海ではありません。忍野八海まではネクスト、ネクスト、ネクスト、ネクスト、ネクスト。」

ここから6つ目の停留所ですよと、外国の方達に何とか伝えようとしていました。

もちろん、そんな案内ではしっかりと伝わるわけもなく、忍野八海では無い停留所の手前で、

外国の方達が忍野八海と勘違いして、降車ボタンを押します。

その度に運転手が「忍野八海はネクスト、ネクスト、ネクスト、ネクスト!」と言う。

そういうやり取りが3回ほど続いた為、

私の頭の中で、運転手の「ネクスト、ネクスト、ネクスト。」という言葉が印象に残ってしまいました・・・。

「ネクスト、ネクスト」というワードが、頭の中を回遊します・・・(^-^;

バスに揺られること20分、忍野八海に到着。

多くの人で賑わっています。

その殆どがアジア系の外国人観光客ばかり・・・。

古き良き時代の日本の風景を、外国の方が魅力的に思ってくれるのは有難いことです。

ただ、古き良き時代の日本の佇まいが、どこかへ消えてしまう寂しさを感じました。

忍野八海は、富士山の伏流水に水源を発する八つの湧水池のことです。

池の周りには水車小屋があったり、藁葺の屋敷があったりと、それはまるでおとぎ話の世界みたいです。

静かな空間で、この世界を味わいたいと思う私の意に反して、周囲から雑音が入って来ます。

風の音、水の音、そして木の葉がサワサワする音を聴いていたいのに・・・。

人間から発する音は、ここでは雑音です・・・。

結局、一瞬たりとも静けさを味わえず、私は忍野八海をあとにする事にしました。

人が多く、騒がしい場所は、私の好む場所では無い・・・。

日本には「わびさび」という、静けさを美とする言葉があります。

そして日本人は、自然からあふれる音を、大切にする民族です。

外国の方には、その事を理解した上で、日本の観光地巡りをしていただければと願います。

忍野八海をあとにして、富士急行の富士山駅へ。

ほうとうが食べたくなったので、駅近くにお店が無いかを検索。

1キロ少し離れた場所に専門店がある事を知り、徒歩で向かうことにしました。

私が富士吉田市を訪ねた時は、暖かくて春らしい気候でしたが、

まだ所々に雪が残っていました。

ジュクジュクした雪道を、すべって転ばないようにゆっくりと歩きました。

その雪道を歩き終え、住宅街の路地に出た時、目の前に富士山が現れました。

富士山を眺めながら歩くのは、やはり気持ちが良い。

疲れがいっぺんに吹き飛びます。

そして目的のお店に到着・・・。

今回訪ねたほうとうのお店、私は通し営業だと勘違いしていました。

実際はアイドルタイム時にクローズされています。

そう、私が訪ねた時はクローズされていました・・・。

仕方ないので駅に戻ろうとした時、30mほど離れた場所で「うどん」の文字が見えました。

行ってみるとうどん屋さんでした。

「吉田のうどん玉喜亭」さんです。

しかもまだ営業中でしたので、迷わずお店に入りました。

こちらのお店には食券機が設置されています。

私は「肉つけうどん」を選択しました。

食券をスタッフに渡し、席に着きます。

閉店間近の為、お客さんは私ひとりだけ・・・。

店内は広く、なかなかの大箱なお店です。

席に座ってほどなく、品物が運ばれて来ました。

↓↓「肉つけうどん」

冷たい麺に温かいつけ汁です。

麺には肉、キャベツ、ネギがトッピングされています。

富士吉田市と言えば馬肉の文化なので、吉田うどんの多くは馬肉を使っています。

ですが、こちらのお店は馬肉ではなく、牛肉を使用。

この牛肉、噛むほどに甘味が深くなり美味しかったです。(^^♪

麺はコシが強く、麺リフトをする際に暴れます。

つけ汁は醤油ベースで、鰹、煮干し、昆布など、美也樹さんと同じく、

関西人に慣れ親しんだ味わいの出汁です。

 

さっそくいただきますと、

出汁の味、牛肉の味はとても良いのですが、麺の状態があまり良くありませんでした。

茹で置いていた感が否めず、私の好みからは外れる麺でした。

閉店間際だったので仕方ないのかもしれませんが・・・。

あと↓↓こちらの「すりだね」、吉田うどんでは欠かせない薬味です。

この「すりだね」を出汁に加えると、美味しさがアップしました。

ちなみに「すりだね」は、

一味唐辛子(または七味唐辛子)、黒ゴマ、山椒などを使って作られたものです。

う~ん・・・、これで麺の状態が良ければ申し分のないうどんです。

そうそう牛肉の量も、もう少し増量していただければ嬉しいかな。

次回、訪ねることがあれば、麺の状態が良い時間に訪ねたいですね。

 

玉喜亭
玉喜亭
ジャンル:吉田のうどん
アクセス:富士急大月線富士山駅 徒歩20分
中央自動車道河口湖I.C. 車3分
住所:〒403-0016 山梨県富士吉田市松山1386(地図
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情報掲載日:2018年11月18日

 



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