南蛮亭さんで「五色うどん」を食べた後、
五島列島の有川港へ向かう為、船に乗り込みました。
長崎港から有川港までは高速船で約1時間40分ほどです。
「五島へ行ってみたいなぁ・・。」と思い始めてから数年・・・、ようやく夢の実現へ。
乗船します。
船内は意外と乗客が少ない・・・乗船率30%ぐらいではないかと思う。
最近五島では、潜伏キリシタンの遺跡が世界遺産に登録されたばかりなので、観光客が多いと思っていました。
なので、この船内の様子は本当に意外でした。
この高速船よりも速度の速い船があるようなので、そちらへ観光客が集中しているのかも知れませんね。
何はともあれ出港です。
波が穏やかなので、揺れが少なくて快適な船旅です。
やがて遠くに島影が見えて来ました。
いろんな意味で長かったなー、ここまで来るのに、たどり着くのに・・・。
そんな事を思ってしまうのは、きっとひとりで旅をしているからだと思います。
ひとり旅の侘び寂びです。
新上五島町の有川港に到着したのは18時30分ごろ。
まだ日は完全に落ちていません。
私は宿泊するホテルへ向かいました。
今回お世話になった宿は「有川ビーチホテル浦」です。
有川港のターミナルから徒歩3分ほどの場所にあるホテルです。
(ホテル外観の画像は翌朝に撮影したのものです。)
「すみません。」と少し大きな声で呼びましたが、誰も出て来ません。
3回ほど「すみません」を繰り返すと、受付カウンターの奥にある部屋からお爺さんが出て来ました。
そのお爺さんに、予約していた旨を話すと、
「〇〇さんですね。」と言って、震える手でキーBOXからルームキーを取り、
「部屋は2階です。そこの階段を上がって下さい。」そう言って、私に鍵を預けました。
・・・う~ん?何か違う・・・。
チェックイン時、顧客情報を記入する用紙も無ければ、身元確認もせず・・・大丈夫だろうか?(^-^;
部屋は和室です。
古い建物なので、経年劣化している所は仕方ないものの、掃除はしっかりとされていました。
ただ、小型冷蔵庫は無く、テレビも16型とかなり小さい(コイン投入式で無いのが救い)・・・。
「冷蔵庫あり」のはずだったのに・・・。
この後、すぐに分かったのですが、冷蔵庫は大広間に備えているものを、共同使用との事。
この部屋で2泊・・・これはなかなか面白くなりそうだ。(^^♪
昔に鑑賞した映画「犬神家の一族」で、金田一耕助が泊まった宿に近いシチュエーションではないか。
ただひとつ、このホテルで良かったと思えるのが大浴場。
大浴場は立派でした。
あと、ウエルカムせんべいがあるのも良い。(笑)
とりあえず、小型金庫も無いので、貴重品をリュックに入れ、それを持って晩御飯を食べに行きました。
逢魔が時、道には誰も歩いていない・・・。
ホテルから5分ほど歩いて目的のお店に到着しました。
今回訪ねたお店は「潦(たま)り茶屋 し喜」さんです。
民宿兼居酒屋さんです。
店内はほぼ満席で賑わっています。
厨房に面したカウンター席がお客さんで埋まっていたので、私は4人掛けのテーブルに案内されました。
お酒を飲まない私に、居酒屋さんは不釣り合いですが、ネットでリサーチしたところ、
このお店で出される五島うどんが美味しいとの事。
なのでこちらのお店を訪ねる事にしたのです。
↓↓メニュー。
私は五島うどんのカテゴリーの中から「かけうどん」を注文しました。
あとご飯ものを食べたかったので焼きおにぎりも注文。
しばらく待って運ばれて来たのが↓↓こちら。
「かけうどん」には蒲鉾とネギ、そしておぼろ昆布が載っています。
まずは出汁から飲んでみました。
かなり味が薄めのアゴ出汁・・・。
次に麺ですが、細くてコシのある麺。
熱い出汁の中でも、コシが軟らかくなりにくいのが五島うどんの特徴です。
麺は悪くないのですが、如何せん出汁の味が薄い。
好みの問題かもしれませんが、もっと(味が)濃厚な方が良いなと思いました。
焼きおにぎりは大きくて、醤油の香ばしい風味がよく、美味しくいただけました。
とにもかくにも、お腹がいっぱいになったので宿に戻ります。
すっかり暗くなった、人影のない道を歩きます。
この静けさが島の夜なんですね。
宿に戻ると、部屋には布団が敷かれていました。
この光景が、何となくほっこりとします。(*´ω`)
ジャンル:居酒屋
住所:〒857-4211 長崎県南松浦郡新上五島町有川郷700-1(地図)
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周辺のお店:ぐるなび 五島×居酒屋
情報掲載日:2018年11月17日
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