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うどん食べ歩きブログ
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がいな製麺所 ー たまには高速バスで食べ歩きを ー

2023年10月08日 | 兵庫県(ぼっかけうどん・淡路島ぬーどる)

「がいな製麺所」さんを訪ねるのは12年ぶり。

公共交通機関で食べ歩きしている者にとって、がいな製麺所さんは結構ハードルが高かったりする。(^_^;)

それでも今回訪ねようと思ったのはとある事情からです。

それは後ほど説明するとして、この日はJRおおさか東線を利用して大阪駅へ向かいました。

地元の八尾市からJR大阪駅へ向かうには、久宝寺駅から大和路快速を利用して向かうのが本来は早い。

おおさか東線だと少し遠回りになってしまうのです。

それでも敢えて、おおさか東線を利用したのは、JR大阪駅北側に新しく出来た「うめきた」エリアを見学したかったからです。

久宝寺駅から各駅電車に揺られて45分ほど、大阪駅「うめきた」に到着。

意外と人が少ない・・・それに殺風景な感じがする・・・。

特急はるか・くろしおが停車するホームも見学。

世界初の「フルスクリーンホームドア」が目の前に広がります。

電車の発着情報などが液晶パネルに表示されるようなっています。

そして改札口には顔認証のゲートが設置されています。

コンコースのデジタル案内板は、スマホアプリで設定をすれば、個人の為に目的地まで案内してくれるらしい。

なにかと近未来な「うめきた」エリア、大阪万博が開催される頃には、今よりもっと賑わうかもしれませんね。

「うめきた」エリアをあとにして、大阪駅JR高速バスターミナルへ向かいました。

がいな製麺所さんへ公共交通機関を利用して大阪から訪ねるには、中国ハイウェイバス津山駅行急行に乗車するのが最適です。

バスに乗車してから約1時間30分、泉停留所に到着。

こちらの停留所がお店に最も近い停留所になります。

停留所の目の前は田園風景。

ここからお店まで約2kmの道のりを歩きます。

のどかな風景に包まれての道のりは、ちょっとした旅気分です。

しばらくしてお店が見えてきました。

↓↓こちらの大きなモニュメントが目印です。

この大きなモニュメントは店主の師匠であられる、香川県「池上製麺所」さんの“るみばあちゃん”のモニュメントです。

讃岐うどん界のアイドルとして、多くの人に愛され、多くのお弟子さんを育てられたるみばあちゃんですが、残念ながら今年3月に他界されました。

今回訪ねた「がいな製麺所」さんの店主は、るみばあちゃんの一番弟子にあたります。

開店の時間まで、まだ30分ほどあるので、お店の近くにある、県内では有名な神社「日吉神社」へ参拝する事にしました。

こちらの神社、境内の建物は加西市の指定文化財になっています。

↓↓眼猿・口猿・耳猿の石像

めずらしい、さざれ石などもありました。

20分ほど神社の境内を散策し、再びがいな製麺所さんへ。

開店の10分前ですが、店頭にはまだ誰もおられません。

お店に出入りされている業者の方だと思うのですが、話しかけられて、開店直前までお話させていただきました。

「大阪から高速バスで来ました」と話すと、驚かれていました(笑)

「高速バスの乗り場なんて(この近くに)あるの?」と訊かれ、「はい、2kmほど先にあります」と答えると、さらに驚かれていました(笑)

「2kmも歩いてきたん?わざわざこの店に来るために?」(笑)

「はい、わざわざこのお店に来るために、2km歩きました」(笑)

楽しい会話を続けていると、いつしかお客さんも増えてきて、開店となりました。

お店に入るとすぐにレジカウンターがあります。

土産物なども置かれていました。

こちらで注文を受付けてくれます。

ちなみにメニューは店頭に掲示されています。

今回私が注文したのは「バター釜玉」。

ただ、折角ここまで遠出して来たのだから、一品だけではもったいない。

なので「かけうどん(冷)」と「とり天」も頂く事にしました。

注文後、店内を少し見学。

レジカウンターの向かい側にも土産物と、カプセルトイが2台置かれていました。

お店オリジナルの品物が用意されているようです。

お店を訪ねた記念として良いかもしれませんね。

厨房内も許可を得て撮影させていただきました。

店内は開放的で、とても広々としています。

窓が多いので自然光に満たされていました。

↓↓下記の部屋があった場所、以前は野外だったはず・・・。

まさか増築されていたとは・・・(^_^;)

↓↓こちらはセルフコーナー、おてふきや天かす、うどんのかりんとう等が用意されていました。

ちなみにこちらのお店は半セルフのシステムとなっています。

注文した品物は席まで届けてくれますが、お水や食器の返却はセルフとなっています

私はうどんのかりんとうをお椀に入れて、注文の品が出来上がるまでの間に頂きました。

かりんとうはほんのり甘くて、カリカリとした歯応えが心地よい食感でした。

一度口に入れると病みつきになる危険性がありますのでご注意を。(^o^)

しばらくして「バター釜玉」が運ばれて来ました。

運ばれてきた「バター釜玉」を見て、まず驚いたのがベーコンの天ぷらです。

ベーコンの天ぷらなんて、他店で見たことがありません。

どういう味なのか?大変楽しみです。

だし醤油を注ぎ、麺が熱いうちにすぐさま卵と絡めます。

ちなみに生卵が苦手な人は、温泉卵に変更可能です。

よくかき混ぜた麺は、バターと卵でコーティングされます。

ズズズと啜りますと、まろやかな卵の風味と、バターのコクが見事なハーモニーを奏でます。

そこへブラックペッパーのピリッとした辛さと、だし醤油の風味が交わり、味の広がりを楽しめます。

麺はモチモチ感抜群で、芯にコシを感じる麺です。

麺の旨味もしっかりと味わう事が出来て、とても美味しい!!(^^♪

ベーコンの天ぷらは衣の風味が良く、ベーコンの程よい塩気と合っていました。

厚めなので弾力のある食感と、噛んだ瞬間に溢れ出すベーコンの旨味を存分に楽しめます。

ほんと美味しい!!(^^♪

この「バター釜玉」に出会えた喜び、遠くから食べに来た甲斐があったと、しみじみそう思いました。(^^)

でもこれだけでは終わらない!(^^)v

まだ↓↓このメニューがある!

このお店の名物メニュー「とり天」と「かけうどん(冷)」。

「かけうどん(冷)」は冷たい麺に冷たい出汁、いわゆる「冷かけ」です。

まずは出汁をひとくち頂きます・・・。

出汁は数種類の削り節が使われているようです。

複雑な出汁の旨味とコクが味わえます。

昆布の香り高い風味も良い感じで、ゴクゴクと飲み干せる出汁でした。

とても旨い!!(^^♪

冷たい麺は、噛んだ時に押し返してくる弾力感が良く、麺の旨味や小麦の甘い風味を楽しめました。

ハイクオリティな「かけうどん(冷)」に、思わず「うまっ!」と感嘆の声をあげてしまいました。(^^♪

がいな製麺所の名物メニュー「とり天」。

こちらのお店を訪ねたら、このメニューは外せません。

衣がサクサクして噛むと染み出す旨味。

後味がさっぱりとしているのも良い。

手のひらサイズなので食べ応えもありました。

とても美味しかった!!(^^♪

がいな製麺所さんの「バター釜玉」「かけうどん(冷)」「とり天」、大変満足させて頂きました!(^o^)

さあて、また2kmの道のりを歩いて行くかぁ!(^O^)

今回、こちらのお店を訪ねた理由のひとつが、こちらの店主、「讃岐のアイドル”るみばあちゃん”の絵本を出版する」と言うプロジェクトで、クラウドファンディングをされていたのです。

「るみばあちゃんから教わった事を絵本にして伝えたい!」という思いからです。

プロジェクトの内容を見て、私も協力したい気持ちになり、気持ち程度ですが支援させていただきました。

そういう事もあって、お店を訪ねたいという思いが募り、今回の訪問に至りました。

田園風景に囲まれたお店は、ロケーション最高で、うどんも最高でした!(^O^)

 

がいな製麺所
〒675-2423 兵庫県加西市和泉町25−3



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