「がいな製麺所」さんを訪ねるのは12年ぶり。
公共交通機関で食べ歩きしている者にとって、がいな製麺所さんは結構ハードルが高かったりする。(^_^;)
それでも今回訪ねようと思ったのはとある事情からです。
それは後ほど説明するとして、この日はJRおおさか東線を利用して大阪駅へ向かいました。
地元の八尾市からJR大阪駅へ向かうには、久宝寺駅から大和路快速を利用して向かうのが本来は早い。
おおさか東線だと少し遠回りになってしまうのです。
それでも敢えて、おおさか東線を利用したのは、JR大阪駅北側に新しく出来た「うめきた」エリアを見学したかったからです。
久宝寺駅から各駅電車に揺られて45分ほど、大阪駅「うめきた」に到着。
意外と人が少ない・・・それに殺風景な感じがする・・・。
特急はるか・くろしおが停車するホームも見学。
世界初の「フルスクリーンホームドア」が目の前に広がります。
電車の発着情報などが液晶パネルに表示されるようなっています。
そして改札口には顔認証のゲートが設置されています。
コンコースのデジタル案内板は、スマホアプリで設定をすれば、個人の為に目的地まで案内してくれるらしい。
なにかと近未来な「うめきた」エリア、大阪万博が開催される頃には、今よりもっと賑わうかもしれませんね。
「うめきた」エリアをあとにして、大阪駅JR高速バスターミナルへ向かいました。
がいな製麺所さんへ公共交通機関を利用して大阪から訪ねるには、中国ハイウェイバス津山駅行急行に乗車するのが最適です。
バスに乗車してから約1時間30分、泉停留所に到着。
こちらの停留所がお店に最も近い停留所になります。
停留所の目の前は田園風景。
ここからお店まで約2kmの道のりを歩きます。
のどかな風景に包まれての道のりは、ちょっとした旅気分です。
しばらくしてお店が見えてきました。
↓↓こちらの大きなモニュメントが目印です。
この大きなモニュメントは店主の師匠であられる、香川県「池上製麺所」さんの“るみばあちゃん”のモニュメントです。
讃岐うどん界のアイドルとして、多くの人に愛され、多くのお弟子さんを育てられたるみばあちゃんですが、残念ながら今年3月に他界されました。
今回訪ねた「がいな製麺所」さんの店主は、るみばあちゃんの一番弟子にあたります。
開店の時間まで、まだ30分ほどあるので、お店の近くにある、県内では有名な神社「日吉神社」へ参拝する事にしました。
こちらの神社、境内の建物は加西市の指定文化財になっています。
↓↓眼猿・口猿・耳猿の石像
めずらしい、さざれ石などもありました。
20分ほど神社の境内を散策し、再びがいな製麺所さんへ。
開店の10分前ですが、店頭にはまだ誰もおられません。
お店に出入りされている業者の方だと思うのですが、話しかけられて、開店直前までお話させていただきました。
「大阪から高速バスで来ました」と話すと、驚かれていました(笑)
「高速バスの乗り場なんて(この近くに)あるの?」と訊かれ、「はい、2kmほど先にあります」と答えると、さらに驚かれていました(笑)
「2kmも歩いてきたん?わざわざこの店に来るために?」(笑)
「はい、わざわざこのお店に来るために、2km歩きました」(笑)
楽しい会話を続けていると、いつしかお客さんも増えてきて、開店となりました。
お店に入るとすぐにレジカウンターがあります。
土産物なども置かれていました。
こちらで注文を受付けてくれます。
ちなみにメニューは店頭に掲示されています。
今回私が注文したのは「バター釜玉」。
ただ、折角ここまで遠出して来たのだから、一品だけではもったいない。
なので「かけうどん(冷)」と「とり天」も頂く事にしました。
注文後、店内を少し見学。
レジカウンターの向かい側にも土産物と、カプセルトイが2台置かれていました。
お店オリジナルの品物が用意されているようです。
お店を訪ねた記念として良いかもしれませんね。
厨房内も許可を得て撮影させていただきました。
店内は開放的で、とても広々としています。
窓が多いので自然光に満たされていました。
↓↓下記の部屋があった場所、以前は野外だったはず・・・。
まさか増築されていたとは・・・(^_^;)
↓↓こちらはセルフコーナー、おてふきや天かす、うどんのかりんとう等が用意されていました。
ちなみにこちらのお店は半セルフのシステムとなっています。
注文した品物は席まで届けてくれますが、お水や食器の返却はセルフとなっています
私はうどんのかりんとうをお椀に入れて、注文の品が出来上がるまでの間に頂きました。
かりんとうはほんのり甘くて、カリカリとした歯応えが心地よい食感でした。
一度口に入れると病みつきになる危険性がありますのでご注意を。(^o^)
しばらくして「バター釜玉」が運ばれて来ました。
運ばれてきた「バター釜玉」を見て、まず驚いたのがベーコンの天ぷらです。
ベーコンの天ぷらなんて、他店で見たことがありません。
どういう味なのか?大変楽しみです。
だし醤油を注ぎ、麺が熱いうちにすぐさま卵と絡めます。
ちなみに生卵が苦手な人は、温泉卵に変更可能です。
よくかき混ぜた麺は、バターと卵でコーティングされます。
ズズズと啜りますと、まろやかな卵の風味と、バターのコクが見事なハーモニーを奏でます。
そこへブラックペッパーのピリッとした辛さと、だし醤油の風味が交わり、味の広がりを楽しめます。
麺はモチモチ感抜群で、芯にコシを感じる麺です。
麺の旨味もしっかりと味わう事が出来て、とても美味しい!!(^^♪
ベーコンの天ぷらは衣の風味が良く、ベーコンの程よい塩気と合っていました。
厚めなので弾力のある食感と、噛んだ瞬間に溢れ出すベーコンの旨味を存分に楽しめます。
ほんと美味しい!!(^^♪
この「バター釜玉」に出会えた喜び、遠くから食べに来た甲斐があったと、しみじみそう思いました。(^^)
でもこれだけでは終わらない!(^^)v
まだ↓↓このメニューがある!
このお店の名物メニュー「とり天」と「かけうどん(冷)」。
「かけうどん(冷)」は冷たい麺に冷たい出汁、いわゆる「冷かけ」です。
まずは出汁をひとくち頂きます・・・。
出汁は数種類の削り節が使われているようです。
複雑な出汁の旨味とコクが味わえます。
昆布の香り高い風味も良い感じで、ゴクゴクと飲み干せる出汁でした。
とても旨い!!(^^♪
冷たい麺は、噛んだ時に押し返してくる弾力感が良く、麺の旨味や小麦の甘い風味を楽しめました。
ハイクオリティな「かけうどん(冷)」に、思わず「うまっ!」と感嘆の声をあげてしまいました。(^^♪
がいな製麺所の名物メニュー「とり天」。
こちらのお店を訪ねたら、このメニューは外せません。
衣がサクサクして噛むと染み出す旨味。
後味がさっぱりとしているのも良い。
手のひらサイズなので食べ応えもありました。
とても美味しかった!!(^^♪
がいな製麺所さんの「バター釜玉」「かけうどん(冷)」「とり天」、大変満足させて頂きました!(^o^)
さあて、また2kmの道のりを歩いて行くかぁ!(^O^)
今回、こちらのお店を訪ねた理由のひとつが、こちらの店主、「讃岐のアイドル”るみばあちゃん”の絵本を出版する」と言うプロジェクトで、クラウドファンディングをされていたのです。
「るみばあちゃんから教わった事を絵本にして伝えたい!」という思いからです。
プロジェクトの内容を見て、私も協力したい気持ちになり、気持ち程度ですが支援させていただきました。
そういう事もあって、お店を訪ねたいという思いが募り、今回の訪問に至りました。
田園風景に囲まれたお店は、ロケーション最高で、うどんも最高でした!(^O^)
がいな製麺所
〒675-2423 兵庫県加西市和泉町25−3
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