桜が散り始めるこの季節、私は奈良県を訪ねました。
以前から食べてみたいと思っていた、うどんのルーツと言われている「餺飥(はくたく)うどん」を食べるためです。
「餺飥うどん」は奈良県のご当地うどんですが、その多くがお土産品として販売されており、飲食店で提供されるところは数少ないです。
その中で、今回訪れたのは、奈良交通のグループ会社が運営する「かすが茶屋」さんです。
「かすが茶屋」さんは、春日大社参道の入口付近(「大仏前」交差点南側)に位置しています。
バスの案内所と食堂が同じ店内にある、というのが特徴です。
開店と同時に店内へ入りました。
扉を開けるとすぐ目の前に券売機が置かれていました。
食券を購入して席に着きます。
メニューは店頭にも掲示されていますので、券売機の前で慌てなくても、じっくりとメニューを選択出来ます。
今回私が注文したのは「春日餺飥うどん定食(柿の葉ずし付き)」です。
ここで「餺飥うどん」についてですが、餺飥うどんは平安時代に遡る歴史を持ち、一条天皇が春日大社に行幸された際に、20人の餺飥女(はくたくめ)達が楽に合わせて餺飥うどんを打ち、振る舞ったと伝えられています。
その歴史の古さから、奈良県がうどんの発祥の地とされる説もあります。
平安時代に振る舞われた餺飥うどんは、米粉と山芋を使い、平麺にして醤をつけて食べていたそうです。
↓↓こちらが私の注文した「春日餺飥うどん定食」です。
定食には奈良県の名物「柿の葉ずし」が2個付いています。
小皿には薬味の「柚子胡椒」と「薬師味噌」が盛られています。
「薬師味噌」については↓↓こちらをご覧ください。
うどんにはネギと、とろろ昆布がトッピングされています。
まずは出汁をひとくち頂きます。
鰹と昆布の香りが鼻をくすぐり、豊かな風味が口いっぱいに広がります。
途中で柚子胡椒を加えると、後味がすっきりとし、爽快感のある味わいになりました。
とても美味しい出汁です!(^^♪
麺はきしめんや、ひもかわうどんの様な平麵です。
踊るように口の中へ入っていく食感が心地よい!
クセになる食感です!(^^♪
↓↓「柿の葉ずし」
柿の葉ずしは2種類。
↓↓鮭
↓↓サバ
「柿の葉ずし」は初めて頂きましたが、酸味が控えめで、普通のにぎり寿司よりも酢飯の量が多く、食べ応えありでした。(^_^)
ただ、今回は「柿の葉ずし」よりも、「餺飥うどん」の美味しさに感動しました。(^_^)
かすが茶屋さんの「春日餺飥うどん定食」、大変満足させて頂きました!!(^O^)
遠い昔の平安時代から食されていた「餺飥うどん」。
時の流れを超えて、今もなおその麺は息づいています。
ここからは春の奈良の風景をお楽しみ下さい。
↓↓猿沢池
↓↓興福寺(中金堂)
↓↓東大寺
↓↓奈良公園
↓↓若草山
↓↓春日大社参道入口(水谷茶屋)
↓↓春日大社(大宮)
↓↓春日大社参道
↓↓春日大社参道(この場所、心地よい風が吹いていました。)
良い風を浴びて、いろいろと頑張れる気がしました。(^_^)
かすが茶屋
〒630-8212 奈良県奈良市春日野町
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